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[和訳] ジェイビル社がDocker EEでグローバルなソフトウェアサプライチェーンを実現 #docker

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本稿は Jabil Enables a Global Software Supply Chain with Docker Enterprise Edition (2018/7/9) の和訳です。

世界29か国100以上の支社で最先端のテクノロジーによる製造ソリューションを提供するジェイビル社が、自社のテクノロジーインフラストラクチャをモダナイズするデジタルな転換への道のりを歩み始めています。これにより同社はグローバルな顧客が必要とするタイミングで、より適切なソリューションを提供できるようになることでしょう。

.NETアプリのモダナイズによって始まるデジタルな転換への道のり

ジェイビル社がクラウドファーストアプローチを念頭に置いてデジタルな転換への道のりを歩み始める際に、同社のアプリケーションをクラウドに移行するための最適な方法について調査しました。ジェイビル社はWindows Server 2016とDocker Enterprise Edition (Docker EE) ならびにMicrosoft Azureを活用するため、Docker社およびマクロソフト社とパートナーシップを結びました。そして、Docker社のModernize Traditional Application (MTA) プログラムを通して、.NET 4.5製のモニタリングアプリケーションをコンテナ化することから始めました。

最初のPOCを完了したので、ジェイビル社はより多くのアプリケーションのコンテナ化を進め、Docer EEの利用を世界規模へと拡大し始めました。ジェイビル社のシニアDevOpsエンジニアであるSujay Pillai氏は6月に開催したDockerConサンフランシスコ2018に登壇し、ジェイビル社がどのようにしてDocker EEの利用規模を拡大しているかについてお話しくださいました。

アプリケーションのセキュリティを向上しながら同時にコストも削減する

ジェイビル社における成長段階にあるユースケースの1つは、製造現場のモニタリングです。ジェイビル社は、モニタリングアプリケーションを実行するために軽量な最先端のデバイスを利用しています。そして、このアプリケーションコンテナイメージをデバイスへ安全かつ自動的にデリバリする助けとして、Docker EEを活用しています。このソリューションは、ジェイビル社がこれらのデバイスを常に最新バージョンに保つことを可能とし、コスト面においても1つのモニタリングステーションにつき500ドル以上かかっていた経費を50ドルまで削減し、さらに大幅な光熱費の削減に成功しています。

世界的な規模における開発者の生産性

グローバルなテクノロジーの運用におけるコンテナ化をサポートするために、ジェイビル社はDocker Trusted Registry (DTR) のキャッシュ機能を利用し、コンテナ化の規模を拡大しています。世界中に点在するリモートオフィスのデバイスやユーザ、および開発者が、シンガポールにあるジェイビル社のマスターレジストリに保存してある最新のコンテナイメージにアクセス可能であることは重要です。最近のコンテナイメージはきわめて小さいものの、より多くの端末やユーザがイメージをプルするので、ジェイビル社にとってもレイテンシを減らし、自らのネットワーク帯域を最適化することは重要です。レジストリのキャッシュ機能を使うことで、ジェイビル社は新しいイメージをプルするための時間を60%以上削減することに成功しました。

ジェイビル社は顧客のためにより早くより良いサービスを届けるために、運用を最適化する方法を常に探っています。そのため同社は、自らのインフラストラクチャに常に疑問の目を向け、デジタルな転換を最適に行うためにモダナイズまたは合理化できる場所の特定に努めています。 

ジェイビル社のモダナイズについてもっと知りたい方はDockerCon 2018における同社によるセッションをご覧ください:

Dockerの大規模運用に対する検討

DockerCon San Francisco 2018で閲覧可能なオンデマンドセッションを利用してDockerとの繋がりを維持してください:

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