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[和訳] 2017年 Dockerユーザのサクセスストーリー Top5 #docker

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本稿は Top 5 Docker Customer Success Stories of 2017 (2017/12/20) の和訳です。

年末年始の休暇は、喜びの時間であると共に、感謝と内省の時間でもあります。昨年を振り返り、私たちはブログ読者の皆さまと、Dockerユーザの皆さまのご発展に拍手をお送りします!皆さまにインスパイアされ私たちも革新へと突き進んでまいりました。この仕事に感謝し、ご縁と機会を与えられたことを喜ばしく思います。そこで今回は、Dockerエンタープライズ・エディション(Docker EE)ユーザのサクセスストーリートップ5に注目したいと思います。

メットライフ社:Docker EEによって革新の火が灯された

年金や福利厚生制度も扱っている世界的な保険会社であるメットライフ社は、今年2018年に創立150周年を迎えます。同社は、競合他社の一歩先を歩み続けるために、変化する市場のニーズにより迅速に応えていかなければならないと気づき、アジャイルが必須だと考えました。DockerCon 2017の2日目に行なわれたジェネラルセッションで、同社がDocker EEを用いて、いかに新しいイノベーションを推進しているかをお話しくださいました。同社はまた、総所有コスト(TCO:Total Cost of Ownership)を抑えながらも、既存のレガシーアプリケーションのセキュリティ、効率、およびポータビリティの向上を図るDocker MTA(Modernize Traditional Applications)プログラムの使用にも参加しました。MetLife社におけるDocker MTA プログラムの詳細は、こちらの動画 でご覧いただけます。
 

 

Visa社:Docker EE導入で実現したスピードと運用効率

DockerCon 2017の2日目に行われた基調講演でVisa社は、“デジタル通貨によって安全なグローバル経済活動を実現し、すべての人が世界中どこにいても利用できる電子決算を可能にする”という同社のミッションにおいて、Docker EEがいかに役立っているかについてお話しくださいました。Docker EEの導入によって、これまで幾日もかかっていたプロビジョニングを数秒で完了することができ、すべての環境において一斉にパッチをデプロイできるので、新たな脅威にも迅速に対応できるようになりました。


 

GSK社:Docker EE導入で科学も加速

グラクソ・スミスクライン(GSK)社は、英国に本社をおくグローバルな製薬会社です。同社は、“世界中の人々がより充実して、心身ともに健康で長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすこと”を使命としています。そのための1つの手段は、生活の質を向上させるための新薬の製剤方法を、データサイエンスを用いて発見することです。DockerConヨーロッパでは、GSK社のビッグデータ活用部門ディレクターの Ranjith Raghunath 氏と、呼吸器官に関するデータサイエンティストのトップである Lindsay Edwards 氏が、“Edge Node On Demand”とよばれるプロジェクトを通して、Docker EEが新薬の開発をいかに加速させているかについてお話しくださいました。


 

PayPal社:150,000コンテナへの道のり

PayPal社は、Docker EEの活用によって、開発チームのローカルにおけるビルド・テスト・デプロイのサイクルを50%早めることを含む、新たな運用効率の達成に成功しました。同時に、Dockerの動的な配置を行う機能とインフラストラクチャの独立性によって、アプリケーションの可用性を上げました。またDockerでリソースへのアクセス精度と自動化を行うことにより、セキュリティも強化しました。PayPal社におけるDockerの導入は、前述のような運用面における利点に加え、開発チームにとってはイノベーションの推進力ともなりました。PayPalのアプリケーションと運用の複雑さから、これまでは導入が難しかった新しいツールやフレームワークも試せるようになったのです。


 

ソシエテ・ジェネラル社:既存のエンタープライズITシステムにDocker EEを統合

ソシエテ・ジェネラル社は、フランスを本拠地とし、153年間続く多国籍銀行企業です。 同社は顧客満足度の充実と経済的な発展のために、テクノロジーとイノベーションが重要であると考えています。2020年までに80%のアプリケーションをクラウド上で運用するための、次世代アプリケーションプラットフォームを定義するプロジェクトが、数年前に立ち上げられました。そのアプリケーションプラットフォームの基盤としてDocker EEが選ばれ、2016年秋に導入されたのです。2017年のDockerConヨーロッパで、同社のDevOps アーキテクトの Stephan Dechoux 氏と、ミドルウェアのスペシャリストである Thomas Boussardon 氏が、Docker EE統合の道のりについてお話くださいました。

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