fbpx

クリエーションラインとRAINLABが 「Beiran」の提供・公開を開始 #beiran

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

2019年1月30日

報道関係各位

RAINLAB株式会社
クリエーションライン株式会社

クリエーションライン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:安田忠弘)とRAINLAB株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役:フルカンムスタファ)は、P2P技術を利用したDocker・Kubernetes※1対応のコンテナイメージ共有ソフトウェア「Beiran」(https://beiran.io/)をオープンソースとして提供・公開します。
「Beiran」は未だ開発段階にあり、今後の開発には参加者をオープンに募ってまいります。
※1 Kubernetesは、コンテナの運用自動化のために設計されたオープンソースソフトウェアです。

■ 背景
Docker・Kubernetesの利用が進むと、大規模なコンテナ環境の運用が課題となります。これらの技術を利用するとアプリケーションの起動はDockerコンテナによりほぼ瞬時に実行されるものの、俊敏な処理能力の向上が必要なアプリケーションにおいては、アプリケーションの受信(Dockerイメージのダウンロード)部分がボトルネックとなっていました。
また、Dockerイメージを管理するシステム(Dockerレジストリ)に負荷が集中するため、別途、負荷分散のためのシステム強化を実施する必要がありました。

「Beiran」はP2P技術を利用し、同一拠点内の別のサーバが既にイメージを保持している場合には、インターネット上のコンテナのイメージサーバからダウンロードせず、拠点内サーバから分散かつ並列してダウンロードを行うことで、アプリケーションの受信(Dockerイメージのダウンロード)を高速化し、Docker・Kubernetes利用時のボトルネックを解消します。
これにより大規模なコンテナ環境においても迅速なアプリケーション起動が可能になり、コンテナイメージレジストリに起因したボトルネックが解消されます。

「Beiran」はKubernetesにも対応しており、Kubernetes環境でも容易に利用することが可能となっています。

図1 : Beiranのアーキテクチャ

図2:Beiranの利用方法(Docker環境の場合)

両社では「Beiran」を初めとし、今後もDocker・Kubernetesの実環境の課題に最適なソフトウェアを開発し、オープンソースとして提供していく予定です。

■ クリエーションライン株式会社について
2006年1月設立。クラウド、OSS、アジャイル、DevOps、データ解析・機械学習等の先端技術について多くの経験および知識を有しており、1) 高可用性を実現する高度なネットワーク、ストレージ設計能力、2) マイクロサービス化・データ解析アルゴリズム作成などの高度なソフトウェア設計・作成能力、3)インフラから上位レイヤーの各種サービスに対して自動化など効率的な運用監視を実現する技術ノウハウを持つ技術者集団です。国内外の大手通信事業者、データセンター事業者、サービス提供事業者などに対して多くの実績を持っています。
ミッション:「IT技術によるイノベーションにより顧客と共に社会の進化を実現すること」
事業およびサービス詳細は、http://www.creationline.com/をご参照下さい。

■RAINLAB株式会社について
2012年12月設立、東京に拠点を置くソフトウェアの開発・デザイン・技術会社で、クリエーションライン社の開発部としての機能を持つ会社です。Linux/FLOSSを得意とし、国際的なメンバーにより構成され、Docker/Kubernetesを始めとするコンテナ技術、ワークプロセスの設計・管理、自動化に関する高度な技術提供を行なっています。また、ユーザーエクスペリエンス調査、UIデザイン、APIやクライエントアプリケーションの開発・コンサルティングも行なっています。
住所:東京都杉並区上高井戸1丁目8番3号八幡山Y’sビル2F
ホームページ: https://rainlab.co.jp

以上

■このプレスリリースについてのお問い合わせ先
クリエーションライン株式会社
マーケティング担当 近藤
E-mail: sales@creationline.com

新規CTA