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GitLab 14.0 製品アップデートニュースレター #GitLab #GitLabjp

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

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製品アップデート

2021年6月にリリースされたGitLab 14.0の製品アップデートをお知らせします。
13から14へのメジャーアップデートに伴い、追加された数十の新機能に加え、廃止された機能も多々あります。本ニュースレターでは、主なものを抜粋して紹介しています。
この内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。

エピックボード/Epic Boards

イシューと同様にエピックにもボードができました。これによって、エピックのワークフローもボードで視覚化し管理できるようになりました。グループの左サイドバーのエピック > ボードから利用できます。
従来、エピックはリストでしか表示できませんでした。今回のリリースにより、グループ配下のエピックをカンバン方式で表示可能になり、多数のエピックの状況を一目で把握できるようになりました。
この機能は、Premium、Ultimateでご利用いただけます。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

ナビゲーションメニューの刷新/Streamlined top navigation menu

CI/GitLab 14.0では、トップナビゲーションメニューが一新され、より少ないクリック数で目的地に到達できるようになりました。従来の「プロジェクト」「グループ」「さらに表示」 の各メニューの機能が統合され、プロジェクト、グループ、インスタンスレベルの機能にワンクリックでアクセスできるようになりました。

また、UIがレスポンシブになり、小さな画面でのナビゲーションが改善されています。
左サイドバーも、デザインと機能の配置を変更し、使いやすさ、一貫性、発見しやすさを向上させました。オペレーションメニューの機能を3つの異なるメニューに分割し、視覚的にもコントラストや間隔を最適化しました。
新しくなったUIをぜひお楽しみください!

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

Terraformモジュールレジストリを搭載/Terraform module registry built into GitLab

GitLab 14.0では、Infrastructureレジストリとして、Terraformモジュールレジストリを搭載しました。これにより、Terraformモジュールをわかりやすいバージョン番号で参照したり、GitLab CI/CDを使用して公開したりすることができまるようになりました。
Terraformのベストプラクティスに従いながら、各Terraformモジュールを専用のGitLabプロジェクトで開発することをお勧めします。レジストリへの移行を簡素化するために、ユーザーは単一のGitLabリポジトリから複数のモジュールをホストして公開することができます。

新しいモジュールの公開と利用については、ドキュメントで詳しく説明しています。(英語版のみ)

コンテナスキャンエンジンの変更/Container Scanning Integration with Trivy

デフォルトのコンテナスキャンエンジンであるClairは、GitLab 13.9で非推奨となり、GitLab 14.0では削除され、Trivyに置き換えられました。
コンテナスキャンジョブのために変数をカスタマイズしているお客様には、コンテナスキャンジョブが引き続き動作するように、こちらのガイドに従うことをお勧めします。TrivyはAquaファミリーのメンバーです。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

VS Code によるマージリクエスト (MR) レビュー/Container Scanning Integration with Trivy

GitLab Workflow version 3.21.0 for Visual Studio Code (VS Code) は、スレッドを含むMRのレビュープロセスを完全にサポートします。VS CodeでGitLabアイコンを選択すると、サイドバーに「レビュー中のMR」が表示されます。MRの概要を選択すると、そのMRの完全な詳細と議論が表示されます。

サイドバーには、そのMRで変更されたすべてのファイルのリストも表示されます。ファイルを選択すると diff が開き変更内容を確認できます。diff を表示しながら、ファイルに残されたフィードバックを読んだり、行番号を選択してコメントを作成することで新しいコメントを作成できます。

VS Codeで行ったコメントやフィードバックは、すべてGitLabのウェブインターフェイスで利用できるので、VS Codeでのレビューが容易になり、また他のユーザがGitLabの作業に簡単に参加できるようになります。

詳細に関する動画は、こちらをご覧ください。

機能削除

GitLab 14.0 のリリースに伴い、GitLab 11.x の技術サポートが終了しました。GitLab 11.x 以前のバージョンをご利用中の方はアップデートしてください。
アップデートガイドはこちらです。

また、14.0で廃止された機能も多々ありますので、GitLab公式サイトのリリースページでご確認ください。いくつかの例を以下にご紹介します。

Redis 4のサポートを終了/Redis 4 deprecation

GitLab 12.7では、RedisのバージョンがRedis 5に更新されました。Redis 4はEOLを迎え、GitLab 14.0ではサポートされなくなりました。

独自のRedis 4.xインスタンスを使用している場合は、GitLab 14.0にアップデートする前に、Redis 5.xまたは6.xにアップデートする必要があります。

Gitリポジトリ用NFSのサポート終了/NFS for Git repository storage deprecated

GitLab 13.0で導入されたGitaly ClusterのGAに伴い、GitLab 14.0以降、Gitリポジトリ用のNFSの拡張機能とバグ修正、カスタマーサポートは提供されなくなりました。現在Gitリポジトリ用NFSをご利用のお客様には、Gitalyへの移行をしていただくようお願いします。移行方法はドキュメントをご覧ください。

全体的なステータスについては、Gitaly Clusterのロードマップをご覧ください。

PostgreSQL 11のサポート終了/PostgreSQL 11 support

GitLab 13.8から、シングルノードのインスタンスは自動的にアップデートされます。(自動アップデートを抑止することができます。)

マルチノードのデータベースインスタンスは、Patroniでアップデートする前に、repmgrからPatroniに切り替える必要があります。その後、Geoセカンダリを更新し、再同期させることができます。

GitLab 14.0でPostgreSQL 12が最低限必要なバージョンになりました。このバージョンでは、インデックス、パーティショニング、および一般的なパフォーマンスが大幅に改善されています。

デフォルトブランチ名の変更

デフォルトの初期ブランチ名がmasterからmainに変更されました。SaaS (GitLab.com) とセルフマネージドの両方で、新規プロジェクトのデフォルトブランチ名が変更されました。この変更は既存のプロジェクトには影響しません。

GitLabのデフォルトブランチは、プロジェクトを作成した際に作成される最初のブランチで、プロジェクトをgit cloneした際にチェックアウトされるブランチです。

これは、Gitバージョン2.31.0 (2021年3月15日リリース) の変更に合わせたものです。

詳細は、GitLabのブログ、およびGitメーリングリストのディスカッションをご覧ください。

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