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GitLab 13.9 製品アップデートニュースレター #GitLab #GitLabjp

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

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製品アップデート

2021年2月にリリースされたGitLab 13.9の製品アップデートをお知らせします。
同月に追加された60以上の新機能のうち、主なものを抜粋して紹介しています。
この内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。

マージリクエストのレビュー済マーク

多数のファイルを変更するマージリクエストをレビューする際、どのファイルを既にレビューしたかを把握するのは困難です。マージリクエストに含まれる各ファイルを再度レビューしたり、状況を把握するために時間をかけなければならないと、レビューが非効率です。

今回のリリースでは、マージリクエストでファイルに「レビュー済」のマークを付ける機能が追加され、レビューしたことを記録できるようになりました。この変更により、レビュー担当者は、自分がレビューしたファイルと、まだレビューが必要なファイルとを素早く把握することができます。

レビュー後にさらに変更がpushされた際には、変更のあったファイルの「レビュー済」マークが自動的に解除されます。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

SASTサポートの強化

13.9では、SASTの.NET、Ruby、Androidのサポートが拡充されました。また、SASTを設定した.gitlab-ci.ymlをマージリクエストで自動生成する機能がFree版でも利用できるようになりました。

詳しくは以下をご覧ください。(全て英語版のみ)

  • NET SASTスキャンでマルチプロジェクトサポート
  • すべてのユーザー向けのセキュリティ設定ページ
  • .NET5のSASTサポート
  • 改善されたAndroid SASTサポート
  • CI機能の強化

    .gitlab-ci.ymlで、同じ設定を複数のジョブで再利用したい場合、これまでもYAMLアンカーを利用するか、もしくはextendsを使ってセクション全体を再利用することができました。

    今回のリリースでは、「!reference」と呼ばれる新しいYAML関数が追加され、セクションの一部だけを再利用できるようになりました。YAMLアンカーとは違い、includeしたセクションも再利用できます。

    includeやextendsを多用すると、設定ファイルの重複を減らすことができる一方で、全体の見通しが悪くなります。今回のリリースでは、パイプラインエディターの「View merged yaml」タブで、includeとextendsのすべてをマージしたパイプライン設定を見ることができます。これにより、より複雑なパイプラインの流れを理解しやすくなり、デバッグ作業も簡単になりました。

    詳細はこちらおよびこちらをご覧ください。(英語版のみ)

    他のユーザーをフォロー

    GitLabユーザーは、GitLabの他のユーザーの活動をフォローできるようになりました。13.9からユーザーのプロフィール画面の右上にフォローボタンが登場します。他のユーザーのアクティビティは、トップレベルのアクティビティ画面で[フォローしたユーザー]タブを選択すると確認することができます。

    詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

    GitLab RunnerでのGPUサポート

    機械学習で使われるような特殊な計算ワークロードは、GPUアクセスから大きな恩恵を受けることができます。開発者は、--gpuフラグを指定して、Docker ExecutorでGPUを活用するようGitLab Runnerを設定できます。また、GitLabがフォークしたDocker Machineを利用して、GPUでワークロードを加速できます。これによって、高価なマシン構成に伴うコストを抑制できます。

    今月のMVPであるAndreas Gravgaard Andersenさんが、GitLab RunnerのGPUサポートを導入したことを嬉しく思います。Andreasさんは10ヶ月に渡るレビューに最後まで対応してくれました。

    GitLabの開発は、GitLab社だけではなく、コミュニティからのコントリビューションによって支えられています。13.9では、幅広いコミュニティから299もの素晴らしいコントリビューションがありました。すべてのコントリビューションに感謝しています。

    詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

    [予告] デフォルトブランチ名の変更

    2021年5月22日リリース予定のGitLab 14.0で、デフォルトの初期ブランチ名がmasterからmainに変更されます。SaaS (GitLab.com) とセルフマネージドの両方で、新規プロジェクトのデフォルトブランチ名を変更します。この変更は既存のプロジェクトには影響しません。

    GitLabのデフォルトブランチは、プロジェクトを作成した際に作成される最初のブランチで、プロジェクトをgit cloneした際にチェックアウトされるブランチです。

    これは、Gitバージョン2.31.0 (2021年3月15日リリース) の変更に合わせたものです。

    詳細は、GitLabのブログエピック、およびGitメーリングリストのディスカッションをご覧ください。(英語版のみ)

    GitLabに関する情報

    オンライン「GitLabトレーニング(初級・2日間コース)」 申し込み受付中
    開催予定日: 2021年5月18日(火)・19日(水)
    オンライントレーニングの詳細はこちらから

    GitLab無償版への日本語サポートも提供しています
    日本語サポートの詳細はこちらから

    GitLabに関する情報
    クリエーションラインのGitLabページをご覧下さい。
    GitLabの詳細はこちらから

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