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社員インタビュー 山本烈也さん

成長したいという想いに向き合って、機会を提供してくれる会社

今回はクラウドチームを経て現在開発チームで活躍中の山本烈也さんにインタビューを行いました。エンジニアのキャリアの一つの方向性としてぜひ知っていただきたく、楽しんでご覧いただければ嬉しいです。

一年目「学ぶ→活かす」が習慣づいた一年目

山本さんの入社理由から伺えますか。

Engineering Teamの山本です。2020年に新卒社員としてCLに入社しました。

出身はいわゆる理工系の大学で、当時からシステム開発に関心がありIT業界を中心に就活をしていたのですが、CLは知り合いからの紹介で知りました。

興味を持った理由は、”Dockerの代理店やってる”、”聞いたことないけれどイケていそうなKubernetesというのを始めてる”…など、技術力が高そうだな、と感じたためです。他にも…

  • 興味を持っていたアジャイル開発を推している会社であること
  • 大きすぎない会社で幅広く経験を積むことができそうだと感じたこと
  • サークルでの経験もあり、CLの理念に共感したこと

があり、入社を決めました。

私が所属していたのは、音響・照明・トラス(ステージ機材)を所有する”ガチ”な軽音サークルです。メンバーには熱量が高い人が多かったのですが、それゆえに時間の束縛が多く、また上が絶対な環境があり、先輩の指導についていけず…「サークルに真面目に関わってきた人・サークルが好きな人から辞めていく」という雰囲気すらあったように思います。

そんな中、自分の代で部長を勤めることになりました。OBOG・学校側とのやりとりやライブ等のスケジュール管理はもちろんですが、部内の環境づくりにはとても力を入れ、「好きだから残りたい」サークルを目指しました。組織作りの経験は(大変でしたが笑)今もすごく糧になっていると感じていますし、お互いRespectを持つとか、Joyを大切にするとかを掲げるCLに強く共感した、という感じです。

入社して最初の一年はどうでしたか?

社内で様々なプロジェクト(以下PJ)が走っており、私が配属されたのはLinux環境の保守運用・テスターのプロジェクトでした。

開発をやりたかったな…という気持ちは正直ありましたが、チームの雰囲気はとてもよく寛容で、手をあげれば好きなことができそうだ、自分の頑張り次第だと思い、まず資格勉強を頑張ることにしました。

実際に取ったのはLPICレベル1と応用情報技術者試験の二つです。特に前者はPJの核となるLinux環境についてかなり理解が深まりました。自分が困っていたことをクリアにするきっかけになりましたし、実際にPJの課題の解決にも少し繋がりました。

新たな技術を習得する時はまず学んでスキルを高める、そしたらそれが実務に活きる…という習慣が身についた一年目でしたね。

リーダーの経験と先輩のフィードバックから学んだ二年目

二年目以降はクラウド系のPJにジョインされたのですよね。どのような経緯だったのですか?

はい、二年目からは別のPJへの配属になりました。前述の通り寛容な雰囲気の会社なので、結構日頃からいろんな人に「開発やりたい」と言い続けていたので、それもあって機会をいただけたのかもしれません。

異動に際し、「CL道場」なる社内研修を受けました。CLにはアジャイル開発の推進を支援する「AgileCoE」というチームがあり、そのチームが社内向けに1ヶ月ほど実施してくれていた研修です。要は、0からアジャイル開発を体験しよう、というもので、LeanやVSMの考え方他、事業価値そのものを考えるところから、講師をプロダクトオーナーに見立ててのヒアリングそして実装までの一連の流れを経験するような内容でした。テクニカルなところからマインドまでを学ぶことができ、もともとアジャイル開発に興味があったこともあり、この研修は抜群によかったです。

ただ、様々な事情があって、最終的には開発ではなくクラウドインフラのSREとしてPJにジョインすることになりました。

SREとして働くのも初めてのご経験だったと思いますが、どのようにキャッチアップされたのですか。

ジョインしたのはお客様のクラウド基盤を保守するPJです。私がジョインした当初は、リーダー含め兼務者も含めて7名ほど、小-中規模のチームでした。

クラウドインフラ(GCP)をTerraformを用いてIoC化し管理しやすくしたり、みやすく可視化したり、履歴を追いやすくしたりするとともに、開発チーム側からの依頼に基づき設定変更をかけたりする、というのが具体的なタスクになります。

GCPは初めてではあったのですが、ペアプロ(プログラミングではないので正確にはペア作業、ですね)の機会があり、「どうしよう、わからない」という焦りやストレスは全くなかったですし、個人的にもGCP関連の資格を勉強していたので3-4ヶ月めにはキャッチアップできていたかなと思います。

初めてリーダーの役割も経験

私がPJにジョインして6ヶ月目、当時のリーダーである大石さんからリーダーの打診がありました。大石さんは兼任されていた別チームのリーダーになるとのことで、個人的には”チャンスもらえた”という気持ちでした。

ただ、当時色んな事情で人事異動やチーム再編などもあり、当然不安がありました。

実際やってみて、まずよかったのはお客様との会話が一層増えたということです。依頼・報告だけでなく、背景や事業側の状況なども聞くことができ、事情が見え、よりPJとしての理解度が増しました。

初めてのリーダー、うまくいかないこともあったのではないですか?

失敗はありましたし、そこから学べたこともありました。例えば、お客様の障害対応時に契約以上のことをやってしまっていたことですね。リーダーになった後も、大石さんには結構気にかけてもらって相談していたんですが、仕事が多すぎて終わらずつらいと打ち明けたら一言、「契約以上のことやってない?」とフィードバックいただいたんです。もちろん障害対応には全力で当たるべき、しかし対応に時間が必要ならお客さん等相談する、そうできるだけの関係値がCLにはあるんだ、と思いましたし、こういう時に上がちゃんと守ってくれるんだ、と心強く感じました。

失敗といえばもう一つ、特にリーダーになりたての頃は抱え込みすぎていました。一部のメンバーが疲弊気味で対処しなければならない、自分より社歴が長いけどPJ経験が短い先輩を教育しなければいけない、お客様と会話しなければいけない、もちろん手も動かさなければいけない…。私自身が二年目の若手だったこともあり、周囲に遠慮し、重責をプレッシャーに感じていました。「なんとかしたい」という責任感は身につき、エネルギーにもなりましたが、一方苦しさを感じていたことも事実です。

この時に助けてくれたのは、前述の「CL道場」の講師であり、アジャイルコーチであるまつじゅんさん、そして産業医の先生です。まつじゅんさんは私の状況を聞いてくださった上で「タスクをとりすぎている、それは他の人の成長を阻害していることにもなる。メンバーを信じて待ってみたら?」と言ってくださって、その一言でリーダーというものに対する考え方が変わりました。みんな対等で、リーダーは役割の一つである…そう思えるようになって心が軽くなりました。

産業医の先生にも色々相談できて助かりました。前提として優しい会社なので、無理はしないように配慮してくれますし、メンタルケアや産業医制度なども活用しやすく充実しているのはCLのいいところだと思います。

入社数年でかなりのご経験を積まれたのですね。

 

コードレビュー✖️社内勉強会✖️資格✖️モブプロ=スキルアップ

その後は開発PJに異動されたのですね。

そうです。リーダーの経験は有意義でしたが、そもそも開発がしたくて入社したこともあり、その希望は会社側に伝え続けており、三年目の最後に異動しました。

配属されたのは、とある製造業の顧客の社内WEBアプリケーション開発PJです。基本的には車のデータを分析・集約・可視化するようなPJが主ですね。

開発PJへのジョインは初めてだったと思いますが、キャッチアップにはどのくらいかかりましたか?

1-2ヶ月くらいだと思います。技術スタックとしては、インフラはAWS、フロントエンドはVue.js、バックエンドはPython…という感じです。

最初にやったのは、仕様検討の打ち合わせに同席すること、そして技術をキャッチアップすることです。ほぼ経験0でジョインした後、実はお客さんとは直接関係のない部分でかなり練習していました笑。上長の蔵内さんに「厳しいです」と相談をし…結果、課題を決めてもらい、その実装をしながら技術を学ぶことになりました。確か、「JS・Vus.js・QuasarそれぞれでToDoアプリを作ろう」みたいな課題で、しっかりレビュアーもつけてもらい手厚く指導いただいた記憶があります。

今までの経験を活かし、本格的に開発PJに参画

新しい経験なので学びながらではありましたが、やりたかった開発の仕事だったので楽しくやっています。

学びという観点では、AWS使うチームなので、AWS関連の資格をとりましたね。また、社内では開発の手法・考え方について活発に勉強会や読書会がひらかれているので、そういうのものにも参加しています。

例えば、木曜の5時から1時間、がっつり業務時間内ですが、TDD(テスト駆動開発)に関する勉強会が開かれていてそれに参加しています。読書会の時もあるし、モブプロに対して「もっとこうしたら」のアドバイスをもらえる会もあります。PJで使わない技術にも触れられるので有意義です。

敢えていえば、同僚(先輩)の技術力が高すぎて追いつけなくなりそうになる時があるのは少し悩みです。もちろんレビューはしてもらえますが、ある程度は自走していくことが求められるので、頑張って乗り越えようとしています。

ただ、フルリモートながらチームメンバー間の関係性はとても良くて、皆が本気でHRTを体現しているな、と思います。業務時間内でボードゲーム会をやる等、よい関係を気づくためのコミュニケーションの時間が多く取られているのはいいな、と思います。

 

山本さんからみて、CLとはどんな会社ですか?

成長実感という”Joy”を提供してくれる、お互いへのRESPECTがとても強い会社です。

「困っています!」と声を上げると助けてくれる。若手の自分の意見を取り込んで考えてくれる。面倒臭がられたり、がっかりされたり、やる気ないと思われたり絶対しない、絶対応援してくれる。だから思うことを正直に発言できる…そんな会社です。

また、学びたい・成長したいという想いに向き合って、機会を提供してくれる、成長実感というJoyを提供してくれる会社です。社内には開発言語・環境、ドメインの異なる、最先端の技術に触れられるPJが複数あり、手を挙げればチャンスをくれる環境があります。私自身、PJがきっかけで自分で学んでスキルアップしてきましたし、そこに強いJoyを感じられています。

もう一つ、高い技術力を持ったテックリードがいたり、20代後半〜30代のハイレベルな若手リーダーの方がいたりする会社です。そんな方に直接学べたり、フィードバックもらえたりするのもいい環境だな、と思っています。

 

最後に、

この記事をご覧の方に一言お願いします。

理念に「HRT+Joy」を掲げていることもあってか、開発や技術だけでなく関係性を築くことを大事にする人が本当に多く、社内・チーム内のコミュニケーションが活発なので、雰囲気のいい環境で働きたい方には本当におすすめできる会社です。

特にリモートだと、聞きたいことを聞きづらいとか、困った時に頼りづらいことってあると思うんですが、しっかりした社内の関係性があるのでそういう遠慮をせずに働ける環境があります。

社内はもちろん、顧客との関係性も深いです。前提として、CLのメンバーが全体的に顧客に真摯に向き合う人が多い、ということはあると思うのですが、委託者と下請け、という関係ではなく、協働で一緒にいいものを作ろうという関係があり、顧客のプロダクト開発に伴走できるやりがいを感じられます。前述の通り顧客毎に全く違う技術を使いますし(例えばクラウドインフラでもAWS・GCP・AzureのPJがあります。加えて独自クラウドのPJも)、顧客の高い期待値に答えるべく先端の技術にキャッチアップするので、広くも深くも学べるのはいいな、と思います。

私自身も、HRT+Joyの理念に乗っ取り、謙虚・尊敬・信頼を忘れず、スキルアップしつつ楽しく開発ができるよう日々の努力を続けていきたいです。そして結果としてより大きな価値をお客様に届けられるようになりたいと思っています。

そして、もし私と同じような考えをお持ちの方がいれば、きっとCLの環境はフィットすると思います。いろんなポジションで積極的に採用しているらしいので、ぜひエントリーしてみてください!

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