梁 仁耀

次世代AIの新たな価値創出に取り組む探究者。

2024年9月入社。構造解析エンジニアとして4年のキャリアを経て、農業ロボットのAI開発に携わった後、クリエーションラインへ。現在はAI & Data Engineering Teamに所属し、エンジニアとして生成AI関連の技術開発や最新トレンドの調査を行う。神奈川県在住。
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです

これまでについて

Q1.

これまでのキャリアについて教えていただけますか?

最初の4年間は構造解析エンジニアとして、建物が地震で崩れるかどうかを検証する仕事をしていました。その当時はプログラミングには携わっていなかったんです。その後、ものづくりの自動化を目標にし、Web開発とAI開発の経験を積んで、農業用ロボットのAI開発に転身しました。

農業ロボット関連では主に画像AIを担当していました。例えば、音声で操作するシステムや、ロボットが障害物を検知して停止する仕組みを画像処理AIで実現していました。農業専用ロボットならではの特徴として、木や草は避けないけれど人は避けるなど、特殊な学習も行っていました。

Q2.

クリエーションラインをどのように知り、入社を決めたのでしょうか?

転職活動中にエージェントを通して知りました。当時はAI関連の仕事を探していて、クリエーションラインがAI関連の事業を始めていることを知ったんです。

面接は全てオンラインで行われました。面接を通じて印象的だったのは、皆さんがAIに対して非常に興味を持っていて、AIについての談義が盛り上がったことです。そういった「新しいものに前のめり」な雰囲気も入社の決め手になりました。

日々の業務について

Q3.

現在はどのような業務を担当されていますか?

AI & Data Engineering Teamに所属し、LLM Engineer(Large Language Model Engineer)として働いています。主に生成AI関連の仕事が多く、アプリケーション開発の中に生成AIを組み込む仕事や、最新のAIトレンドの調査などを行っています。

最近手がけたものの一つに「生成AIに読ませるドキュメントをナレッジグラフ化して可視化する」というものがあります。情報の内容に応じて点と線で表現し、関係性があるものを線で結ぶことで、人間にとってもAIにとっても読みやすい形にするという取り組みです。

また「AI駆動開発勉強会」のお手伝いもしています。先日は第6回を迎えましたが、こういったコミュニティの勉強会にも積極的に参加しています。

Q4.

1日のスケジュールを教えていただけますか?

朝9時から1時間、AI CoEを行います。その後、プロジェクトマネージャーとの打ち合わせを午前中に行い、日中はミーティングや自分の作業を進めています。

お客様は生成AIに興味を持っている方が多く、新しい情報を求めていらっしゃるので、情報を得るためのアンテナを常に張っています。

Q5.

全社フルリモートの環境で、コミュニケーションについて工夫されていることはありますか?

情報の共有を大切にしています。細かく情報を共有することで、チーム全体のスキルアップや課題解決に繋がると考えているからです。

リモートワークでもチームメンバーとはほぼ毎日顔を合わせて話しているので、むしろ物理的な距離よりも心理的な距離が近いと感じることがあります。

Q6.

リモートワークのために、どのような工夫をされていますか?

大きめのディスプレイを用意して、仕事がしやすい環境を整えています。また長時間のデスクワークで腰が痛くならないよう、スタンディングテーブルを採用しました。快適な仕事環境を整えることでパフォーマンスを高めています。

印象的だったプロジェクトについて

Q7.

特に印象に残っているプロジェクトを教えていただけますか?

ある通販販売会社さんのプロジェクトが特に印象的でした。お客様が生成AI関連のツールを積極的に導入してくださり、感想も共有していただけたのが嬉しかったですね。

Q8.

お仕事で喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?

新しい論文を読んで「このやり方もお役に立てますよ」と提案し、それが受け入れられたときです。毎日新しい情報を求められるので準備は大変ですが、その分やりがいも大きいです。

Q9.

前職の経験は、現在どのように活きていますか?

前職で培った機械学習の知識や情報の集め方は、現在の生成AI関連の仕事でも大いに活きています。

またお客様との話し方や、レポート作成のスキルも役に立っていると感じます。特にスライドを作成して情報を伝える技術は、前職での経験から身についたものです。複雑な技術情報をわかりやすく伝えるための工夫は、どの職場でも共通して必要なスキルだと感じています。

このページをご覧になっているあなたへ

Q10.

ズバリ、クリエーションラインの魅力は何だと感じていますか?

何よりも「人」だと思います。温かい雰囲気と情報共有の文化が根付いていて、リモートワークでも心理的な距離の近さを感じられることが大きな魅力です。

また自分のやりたいことやキャリアの方向性を尊重してくれる環境も素晴らしいと感じています。例えば、生成AI関連の小さなプロジェクトを試したいと思ったら、必要な機材まで用意してもらえるなど、技術探求への支援が手厚いんです。

さらに、社内には技術やAIツールに関する共有会など、互いに学び合う場が自然発生しています。多くの方が自発的に知識を共有し、それが組織全体の成長につながっているのを日々実感しています。

エンジニアとして長く働くなら、技術的なチャレンジができることはもちろん、一緒に働く「人」との関係が何より大切だと思うんです。その点、クリエーションラインは理想的な環境だと言えます。

Q11.

最後に、これから入社を考えている方へメッセージをお願いします。

何よりも伝えたいのは、クリエーションラインの雰囲気の良さです。とても温かい会社だと思います。自分のやりたいことを考慮してくれる環境で、長く働くなら「人」が大切だと実感しています。私自身、仕事を探す際も「人」を見ていました。

新しい技術に興味のある方や、自分の持っている技術を広げたい方にとって、視野を広げるきっかけになる職場だと思います。ぜひ一緒に、AIの未来を創っていきましょう。

梁仁耀が答えるQ&A

入社後に驚いたことは?

  • 「共有」の文化が根付いていて常に情報が飛び交っていることです。リモートワークでも心理的な距離を感じないのは素晴らしいと思います。出社して初めて会う人でも初対面感がなく、むしろリモートの方が距離が近く感じることもあります。

尊敬している社員はどんな人?

  • 発信力があるひとや、人を巻き込む力があるひとを尊敬しています。

仕事でつらいときどう乗り越える?

  • 現在はそう感じることは少ないですが、過去の経験では「嫌いなものも好きなものと紐づけていく」ことで乗り越えやすくなりました。それを成し遂げたら一つの成果になるという考え方で取り組んでいました。

プライベートの過ごし方は?

  • 食べ歩きが大好きで、散歩やジョギングをしながら新しいお店を探します。時には遠出して、美味しい食事のために10km先まで電車で行くこともあります。最近は弟と姫路に行き、美味しい立ち食い寿司を堪能してきました。旅行先も「何が美味しいか」で決めることが多いです。