fbpx

Mirantis Container Runtime (旧Docker Enterprise)はRocky Linuxをサポートします #mirantis #docker #rockylinux

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Mirantis Container Runtime (旧Docker Enterprise)は Rocky Linux をサポートします。

2020年12月8日、CentOSプロジェクトはCentOS 8を2021年12月31日で終了すると発表し、各方面に衝撃を与えました。この事態を受けて、CloudLinux社はRed Hat Enterprise Linuxと1:1のバイナリ互換を謳う AlmaLinux を2021年3月30日にリリースし、CentOSの初代創設者であるGregory Kurtzer氏が率いるプロジェクトはRed Hat Enterprise Linuxと(バグを含めて)100%の互換性を謳う Rocky Linux を 2021年6月21日にリリース しました。そして CentOS 7 の終了期限である2024年6月30日が迫っている中、AlmaLinux に切り替えるか Rocky Linux に切り替えるか、迷っていた方も多いと思います。

Mirantis社は、2022年4月5日にリリース したMirantis Container Runtime (旧Docker Enterprise)バージョン 20.10.11にて、Rocky Linux 8へのサポートを追加しました。なお、Mirantis Container Runtime 20.10.x は 2023年12月10日にサポート終了(EOL)を迎えます。

また、2023年2月23日にリリース したMirantis Container Runtime (旧Docker Enterprise)バージョン 23.0.1では、最初からRocky Linux 8をサポートしています。

なお、Mirantis Kubernetes Engine (旧 Docker Enterprise & Universal Control Plane)とMirantis Secure Registry (旧 Docker Trusted Registry)のサポートOSは起動するMirantis Container Runtimeに準じています。これは下層レイヤーを抽象化・隠蔽するコンテナ技術の利点と言えるでしょう。

本稿執筆時点では Rocky Linux 9 のサポートは準備中となっています。アップデートがありましたら続報をお知らせいたします。

Author

Chef・Docker・Mirantis製品などの技術要素に加えて、会議の進め方・文章の書き方などの業務改善にも取り組んでいます。「Chef活用ガイド」共著のほか、Debian Official Developerもやっています。

Daisuke Higuchiの記事一覧

新規CTA