簡単にAIエージェントを作る方法 ─ ノーコード / ローコード


最近AIがいろいろ盛り上がっており、よくわかってはいませんが、IT技術に関わっている人として、とにかくAIエージェントというものが作りたくなってきました。
最初はPythonのAI関連パッケージ、OpenAIのAPIの使い方などを学ぶところからだと思っておりました。しかし、よく考えてみると、例えば天気予報を基に明日の服装を提案してくれる程度のものを作るためにローカルPCに開発環境構築、PythonのAI関連パッケージの勉強までするのはなんだか、ゴキブリを殺すためにミサイルを発射するような気がしました。
先日AIエージェントのイベントに参加してきましたが、そこのあるセッションではAIエージェントを作る人を大きく「開発の知識がない人」、「開発者ではないが、ある程度コードが書ける人」、「開発者」に分けていました。
ですが、「開発者」だから「開発の知識がない人」向けのツールを使ってはいけないとは思いません。それで、簡単にAIエージェントを作る方法がないか調べてみました。
ノーコード
概要
GUIで指示(プロンプト)・ナレッジ・外部ツールをつないでサクッと公開することができます。
良いところ
- 立ち上げが速い/学習コストが軽い
- 公開や権限など運用の基本が揃いやすい
良くないところ
- 細かい制御や回帰テストは苦手
- ロックインとコスト最適化の難しさ
代表的な SaaS / OSS
ローコード
概要
ビジュアルエディタで作り、少しのコードで拡張します。
良いところ
- 拡張性と学習コストのバランスが良い
良くないところ
- 規模が増えると状態/エラー処理の設計が必要
- GUIとコードの間でデバッグの見通しが悪くなることがある
代表的な SaaS / OSS
- Agents for Amazon Bedrock
- Vertex AI Agent Builder
- Azure AI Foundry Agent Service
- Flowise
- Langflow
- Dify
まとめ
簡単にAIエージェントの開発方法についてまとめてみました。開発者なら「とりあえずコードを書こう」と思いがちですが、より簡単な方法もありますので、試してみるのもいいと思います。
