非エンジニア向け AI 駆動開発体験ワークショップを開催しました

先日、日産自動車 日本デジタルトランスフォーメーション部様向けに「AI 駆動開発 体験ワークショップ」を開催しました。

今回の狙いは、単なる生成 AI のツールの使い方ではなく、AI を開発プロセスの中心に据える開発スタイル (AI 駆動開発) を理解し、実際に体験することです。

ワークショップの概要

このワークショップのコンテンツはクリエーションラインのオリジナルの内容です。

対象:PM / POなど非エンジニア

エンジニアではなく、PM や PO のような非エンジニアの方を対象にしたコンテンツを用意しています。

特徴:4 時間で 「理解 ->体験」 まで到達

今回のワークショップは約 4 時間で、座学よりもハンズオンやチームでのハッカソンで実際に手を動かす時間が多いのが特徴です。

使用ツール:Bolt.new

今回は使用するツールとして Bolt.new を選択しました。

Bolt.new は、ブラウザ上でアプリの生成〜実行〜デバッグまでの一連の流れを完結でき、インストール不要で開発を始められるのが特徴です。

非エンジニアの方でも、環境構築でつまずかずに “まず動くもの” に到達しやすい点が、今回の目的に合っていました。

当日の流れ

主な内容は、以下の通りです。座学 -> デモ -> ハンズオン -> ハッカソン の順に、理解から体験へ段階的に進めました。

  • 座学:AI 駆動開発の全体像や PM/PO 視点でのインパクトを掴む。実際のプロジェクトでの実例の紹介。
  • デモ:要件が “動く画面” に変わるスピード感を体感する
  • ハンズオン:自分の手で実際にアプリを生成する
  • ハッカソン:完成よりも改善サイクルを回し、学びを最大化する

実際のワークショップの様子

Bolt.new デモ

講師によるデモンストレーションでは、Bolt.new を使い、自動車ディーラーで使うことを想定した Web アプリをライブコーディングで作成しました。

デモ題材は、入庫から出庫までの状況を一覧できる「本日の入庫・作業進捗ボード」です。

受付情報(顧客・車両・来店目的など)の登録、ステータス更新、遅れ表示、件数の集計表示までをまず実装しました。

そのうえで「削除前に確認ポップアップを出してほしい」といった追加要件を投げ、Bolt.new がコードを書き換えてアプリが進化していく様子を体感していただきました。

ハッカソン

今回のワークショップのメインはハッカソンでした。目的は「完璧なアプリを作る」ことではなく、AI でアイデアが形になる手応えを得ることです。

進め方の「型」

  • 最初の 30 分でアプリの骨格 (最低限の動く状態) を作る
  • 次に改善サイクルを複数回回す(UI改善→機能追加→バグ修正)
  • 一気に完成を狙わず、小さく作って改善回数を増やす のがコツ

1 チーム 4 〜 5 人の全 8 チームで実施しました。事前準備としてお願いしたのは作りたいアプリのアイデア出しだけで、当日はチームで何のアプリを作るかを決めるところからのスタートでした。

参加者の属性は非エンジニアが中心でしたが、多くの方が初めて使う Bolt.new を短時間で使いこなし、動くアプリを完成させていました。途中でエラーが出た際はサポートメンバーと一緒に対応し、解決しながら進めました。

ハッカソンの成果発表はバザー形式で実施し、最後に参加者に一番良かったアプリに投票をしてもらいました。最も得票数が多かったチームのアプリはその場で Bolt.new の Publish 機能で公開して、参加者全員に共有してその場でアプリを使ってもらいました。アプリを公開すると、成果物がその場のデモで終わらず、関係者に共有して学びを継続する入口になります。

参加者の声

ワークショップ受講者からは、このような声がありました。

  • “AI駆動開発とは何か” の全体像を掴めた
  • 実際にアプリが出来上がる過程を体感できたのが良かった
  • 業務アイデアのたたき台づくりには使えそう
  • ハンズオンをもっと増やしてほしい
  • 自然言語だけでアプリが形になることに驚いた
  • AI が万能ではないことも含めて学びになった

学んだ知識・経験をどう活用するか?

また、「今回学んだ知識・経験をどのように活用したいか」という質問では、以下の活用イメージが多く挙げられました。

  • 社内ステークホルダー (他部署など) との認識合わせのためのモック作成
  • 開発メンバーとの意思疎通・認識合わせ
  • ユーザー / 現場との認識合わせのためのモック作成

この結果から、合意形成  (社内ステークホルダー / 開発メンバー / ユーザー) を前倒しするための手段として AI 駆動開発を活用したいと考えている参加者が多いことが分かります。実際、モックやプロトタイプを起点に会話を始めることで、仕様の認識ズレや手戻りを減らしながら、改善サイクルを早く回せる点が大きな価値になります。

まとめ

今回のワークショップを実施して強く実感したのは、「AI 駆動開発はエンジニアだけのものではない」ということです。 

アプリのアイデアを持つ人が AI という強力なパートナーを得ることで、その日のうちにアイデアを形にすることができます。このスピード感が、これからのビジネスの「正解」に辿り着くための最短ルートになり得ると思います。

クリエーションラインでは、今後もこの新しい開発スタイルの普及を支援していきます。このワークショップがその一助になれば幸いです。

クリエーションライン事業内容 | AI 駆動開発

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