もしも会社が1人の人間だったら〜経理担当者が見ている健康診断書〜

こんにちは。財務経理Team 菅井です。

今回は、財務経理というお仕事の内容ではなく月次年次決算に携わる担当者から見える景色を

ちょっとだけご紹介致します☆☆

「経理という仕事は、日頃何をしているんですか?なんか難しそう。日々大きな変化もなさそうだし地味で退屈しそう。何やっているのか見えづらい。」と耳にすることがあります・・・

確かに。。。

大きな決まったルールに加えて、更に会社ごと、業種ごとなどで異なるルールも把握しつつ作業を進めていく必要があり、売上、従業員数などで処理件数は大きく左右されます。

また、会社内で新しい取り組みが始まればお金の出入りというのもセットで付いてくるものなので、会計に記録を残すため集計方法や管理方法を考えたり、

派手なところはなく簡単なものでもない。

表現するのであれば、コツコツと日々繰り返し作業を行いながら積み上げ、月単位・年単位と会社の状況を皆さんに確認していただける物を作っていくという業務になります。

あまり、ポジティブな印象を聞かない時はなかなか悲しいもので、ちょっと心折れそうなこともあります。毎日目にする無機質な数字のオンパレード。。。

数字がほんっとに苦手な私は見すぎて眩暈をおこすこともあります。。。

そんな時、私はいつも心の中で「会社の『主治医』をしているんだ!」と考えてみます。

皆さんも想像してみてください。

もし私たちの会社が、スーツを着た一人の人間だとしたら……。

売上は彼にとっての「食事」であり、利益は活動するための「筋肉」です。

でも、たくさん食べているはずなのに、なぜか目指しているスタイルにならない。

日々正しく「食事」できているのか正しいタイミングで発散しているのか、「ただ太っているだけ」なのか、それとも「未来のために激しい筋トレ(投資)をして、心地よい筋肉痛の中にいる」のかを見極めているのか。。。。そんな『会社くん』の健康状態を、経理担当者と一緒に月次決算という名の診断書から読み解いてみましょう。

1. 損益計算書(PL)は「今月の体力測定」

まず、皆さんが一番よく目にする「売上」や「利益」が載っている損益計算書(PL)。

どれだけ稼ぎ、何にいくら使い、最終的にいくら儲かった(または損をした)のかを示す「経営成績表」のようなものですが、

これは人間でいうところの「今月の食事量と運動量のバランス」です。

たくさん売上が上がるのは、いわば「栄養たっぷりの食事」をしっかり摂った状態。でも、食べるだけでは健康になれません。そこで重要になるのが「費用(代謝)」です。汗水ながしながら営業活動で利用する交通費や自分たちの会社のことを多くの人に知ってもらう為に利用する広告宣伝費……これらはすべて、摂取したエネルギーを燃焼させる活動です。

経理が「利益」を見るとき、それは「食べた分に対して、どれだけ効率よく筋肉(利益)に変えられたか」をチェックしています。もし「食事は豪華なのに筋肉が全然ついていない(利益が出ていない)」としたら、それは少し動きすぎて代謝が良すぎるのかもしれません。逆に、今は筋肉痛(赤字)でも、将来もっと大きな力を出すためのトレーニング(投資)期間中ということもあります。

2. 貸借対照表(BS)は「体格と持ち物」

次に、ちょっと馴染みの薄い貸借対照表(BS)。

財産(資産)、借金(負債)、自己資金(純資産)を表したものですが、

これは「今この瞬間の体格と装備品」を表しています。

  • 資産(自分の体と道具):【 鍛え上げた筋肉】仕事に使うパソコン、そしていざという時のための貯金です。
  • 負債(外部のサポート): 銀行からの借入や、今後支払う見込みがあるものなどは、「今はまだ自分の筋力だけでは足りないから、【外部からパワーアシストスーツを借りて装着】しているような状態です。

BSを見ると、その人が「状況に合った装備をしているか」や「基礎体力(自己資本)がどれくらいあるか」が一目でわかります。どんなに立派な武器を持っていても、自分の筋肉(資本)がひょろひょろだと、重さに耐えきれず倒れてしまいます。会社という人間が「重すぎる荷物を背負っていないか」を常に監視することができます。

3. キャッシュフローは「血液の循環」

最後は、経理が最も気にかけチェックしているキャッシュフロー。

これはズバリ、会社という生き物を動かすための「血液の循環」です。

実は、どんなに立派な筋肉(利益)があっても、血液(現金)が止まってしまったら、人間は一瞬で動けなくなってしまいます。これが「黒字倒産」の正体です。

たとえば、大きな仕事が決まって「やったー!」と喜んでも、その代金が実際にお財布に入るまでには時差があります。その間も、会社は呼吸をするように、給与や支払いというエネルギーを消費し続けなければなりません。

ここで皆さんの協力が、「血流をスムーズにするマッサージ」のような役割を果たします。

  • 期限通りの請求書処理: 血液を滞らせず、次へ次へと送り出すこと。
  • 無駄な支出を抑えること: 大切な血液が外に漏れ出さないように守ること。

皆さんが日々、丁寧な処理を心がけてくださることは、会社という生き物の心臓を止めないための

「一番の健康法」なんです。

「会社」という一人の人間を健康に保つためには、どのTeam、どの役割が欠けてもいけません。

経理は直接お客様にお会いして売上を作ることはできませんが、扱っているのは、ただの「数字」ではなく働く1人1人が注いだ「時間」と「努力」が形を変えたものです。

経理業務と一言に言ってもあらゆるケースで日々処理方法が変わったり、

社内で見たいものが変わったり増えたりすれば合わせて処理や集計方法も試行錯誤しスタートから変更したり、1つの判断の誤りで結果に大きな影響を生んでしまうこともありますが

皆さんとお話する機会が少なくとも申請に付け足してくださる情報共有の内容やメッセージで人柄を感じることができたり、取り組んでいらっしゃるあらゆる事業や業務にほんの少しだけでも触れることができたような気がしたり、月次決算作業を通して1カ月1カ月と会社全体の課題や頑張りをいち早く確認することもでき、大変なことも多々ありますがとてもやりがいのあるお仕事だと感じています。

皆さんが少しでもスムーズに業務に取り組めるよう、そしてちょっとでも会社のお役にたてるよう私自身も裏方として精一杯、日々の業務ひとつひとつを丁寧に、そしてスピーディーに積み重ねていけるよう励んでいきたいと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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