コード補完だけで終わらせない。GitLab Duo導入検討でよくある「3つの質問」にお答えします!

はじめに

こんにちは。クリエーションラインで営業を担当している梅野です。

近年、開発現場では生成AIの活用が急速に進み、「AI駆動開発」が現実的な選択肢となってきました。お客様とお話しする中でも、GitLab Duoに関するお問い合わせは日増しに増えています。

一方で、「具体的に何ができるのか?」「他社ツールと何が違うのか?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、営業の現場でお客様から特によくいただく「3つの質問」を軸に、導入検討時に整理しておきたいポイントをまとめました。技術的な詳細というよりは、導入の判断基準となる観点を中心にお伝えします。

Q1:結局、GitLab Duoで「何ができる」ようになるの?

A:開発ライフサイクルの「すべて」にAIが寄り添う環境が手に入ります。

AIツールと聞くと「コードを自動生成してくれるもの(コード補完)」というイメージが強いかもしれません。もちろんGitLab Duoも優れたコード補完機能を備えていますが、最大の特徴はそこではありません。

  • 「点」ではなく「線」の支援
    Issue(要件定義)の要約、マージリクエストの概要作成、コードレビューの支援、さらには脆弱性の修正提案まで。企画から運用までの全工程をAIがサポートします。
  • GitLabの画面ひとつで完結
    IDE(エディタ)だけでなく、ブラウザ上のGitLab画面やCLIなど、普段の業務フローを崩さずにAIを活用できます。

お客様との打合せでは、単なる機能紹介にとどまらず、「お客様の今の業務フローのどこにGitLab Duoを組み込めば、最も効率化できるか」を一緒に整理することを大切にしています。

Q2:GitHub Copilotとの違いは何?

A:AIを「エディタの中」に留めるか、「開発プロセス全体」に広げるかの違いです。

こちらはほぼ100%いただくご質問です。正直なところ、コードの生成能力そのものについては、両者に大きな差はなくなってきていると感じています。

しかし、「AI活用のスコープ(範囲)」には明確な思想の違いがあります。

比較ポイントGitHub CopilotGitLab Duo
得意領域IDE(エディタ)内での
コーディング体験がメイン
Issue、MR、CI/CDを含むDevSecOps全体
強み開発者の手元の作業を高速化プロセス全体の
ボトルネックを解消

「自社の開発プロセスにおいて、どこを自動化したいのか」という視点が、選定の鍵になります。そしてもう一つ、GitLab Duoが選ばれる決定的な理由が「環境の柔軟性」です。

Q3:セキュリティの厳しい「閉域環境」でも利用できる?

A:はい、構成次第で「完全閉域(Air-Gap)」での利用も可能です。

金融機関や製造業など、厳格なセキュリティ要件をお持ちのお客様からよくいただく質問です。「クラウドAIを使いたいが、コードを外に出すのはNG」という壁で断念されていた方も多いはずです。

閉域環境での利用イメージ

  • GitLab Self-Managed 環境において、 Self-Hosted Models(Local LLM) を活用することで、 完全閉域構成を検討できます
  • お客様の要件に応じて、
    • すべてを自社インフラに配置する完全閉域構成
    • 一部クラウドサービスを活用するハイブリッド構成など、複数の選択肢があります

Local LLMを活用できる点は、GitLab Duoの大きな差別化ポイントの一つだと感じています。実際には、 セキュリティ要件やインフラ構成、運用体制などを踏まえた事前整理が重要になりますので、ご相談ください。

以下の公式ドキュメントにて、詳細をご確認ください。
https://docs.gitlab.com/administration/gitlab_duo_self_hosted/

これからのGitLab Duo -「Agent機能」がチームの一員に

GitLab Duoは今も猛スピードで進化しています。先般リリースされた GitLab Duo Agent Platform は、その象徴です。

これまでのAIは「問いかけに対して答える」単発のやり取りが中心でした。しかしこれからの「Agent機能」は、AIが一定の役割(エージェント)を持ち、GitLabに集約されたIssueやCI/CDの結果といった「開発の文脈」を理解して動くようになります。

AIが作業の前準備や確認を自律的に担い、人間は「判断」や「設計」というクリエイティブな業務に集中する。GitLab Duoは「作業を助けるツール」から、「開発プロセスを共に支えるパートナー」へと進化しようとしています。

おわりに:私たちが「伴走」します

「AIを導入すれば魔法のようにすべてが解決する」わけではありません。自社の文化やルールに合わせ、どう使いこなしていくかの「プロセス」こそが重要です。

クリエーションラインでは、単なるライセンスの販売だけでなく、

  • どの業務からAI活用を始めるべきかの整理
  • 導入初期の立ち上げ支援
  • 導入後の活用定着に向けた継続的なサポート

といった丁寧な伴走支援を得意としています。

「自社の環境で本当に使えるのか?」「まずはスモールスタートしたい」といった段階でも構いません。ぜひお気軽にご相談ください。一緒に、最適なAI活用の形を見つけていきましょう。

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