生成AIと目標設定してみたら思いのほか良い体験だった話

はじめに

2026年度の上期が始まってひと月。皆さん、例の「アレ」はお済みでしょうか。 ……そうです、目標設定です。

多くの企業で避けては通れない道ですが、「目標設定、大好き!」という方は少数派かもしれません。私もその一人。「大事なのはわかっているけど、正直、毎年この時期はちょっと重たいな……」と感じるのが本音でした。

とはいえ、目標は自分の評価やキャリア、そしてチーム・会社のみんながハッピーになる(三方良し!)ための大事な道標。どうせなら、納得感のある最高の目標にしたいものです。

目標設定ルーティン:k-yamamoriの場合

私は今、SEAiCでテクニカルサポートを担当しています。部下を持たない一般社員としての私の目標設定は、大まかにこんな流れです。

  1. 会社の方針・事業計画をチェックする
  2. チーム目標を読み込む
  3. 自分の成長や「Joy」につながる要素を盛り込み、個人目標に落とし込む

こう書くとシンプルですが、実はここには「3つの高い壁」が立ちはだかっていました。

ここが大変だよ!目標設定

① 膨大なドキュメントの読み込み

今年のクリエーションラインは、3カ年計画「コミットメントプラン2029」を掲げています。ビジョンや経営理念が詰まった10ページほどの力作ですが、「なぜこの方針なのか?」を自分なりに噛み砕くには、かなりのエネルギーが必要でした。

② 「やりたいこと」の棚卸し

日々の業務の中にある課題や、新しく挑戦したいこと。これらをリストアップする作業も、一人で向き合うと意外と筆が止まってしまうものです。

③ 会社と自分の「落としどころ」探し

「会社が目指す方向(A)」と「自分がやりたいこと(B)」。この重なり合う部分(A∩B)を見つけるのが、一番の難所かもしれません。

生成AIと壁打ちしたらいいじゃない

ひろさん(h-arai)が、目標設定で壁打ちの相手になってくれるGem(Googleの生成AIサービス Geminiを使って作成できるカスタムAIエキスパート。事前に情報やプロンプトを与えることができる)「Compass目標設定くん」を作成して全社員に使えるようにしてくれたのです。これが、想像以上にいい仕事をしてくれました。

※Compassとは全社で使用している目標管理システムの名称です。

「ぼやき」を目標に変えてくれる

「やりたいことはあるけど、どう表現すればいいかわからない……」という私のぼやきを拾い、「それなら事業目標の〇〇とリンクしますよ!」と即座に提案してくれました。

たたき台を作るときちょっとお茶目に返してくれる

目標の3つ目の文章を考えるときに力尽きてしまったので、3つ目はイチからたたき台を作ってもらいました。セクシーという文言を使っているのは、私が「セクシーサンキュー!(ケンティー風)」と直前に言ったせいです。(プロンプトには入っていません、ねんのため!)

絶妙なメンタルフォロー

「全部達成するのは難しそうだけど、ワクワクするから入れたい!」という私の独り言にも、絶妙な温度感で励ましてくれます。

対話を重ねるうちに、ただの「作業」だった目標設定が、自分のやりたいことの「純度」を高めるクリエイティブな時間に変わっていきました。ひろさん曰く、目標設定のフレームワーク「SMART」に従ってアドバイスしてくれるよう設計されているとのこと。頼もしい!

さいごに

年度初めは、前期からの引き継ぎや新しいタスクで誰しも忙しいもの。限られた時間の中で、いかに「納得感のある目標」を作れるか。

今回、生成AIを「壁打ち相手」にしたことで、労力を減らしつつ、自分自身の解像度をグッと上げることができました。ツールを使いこなして、より本質的な「ワクワクする仕事」に時間を使える文化がクリエーションラインらしいな、と感じています。

皆さんも次の目標設定では、AIという相棒と一緒に目標を立ててみませんか。

Author

MongoDB日本語サポート担当。ITインフラや運用・監視・保守が好きです。
無駄のない構成やアーキテクチャを見てうっとりしています。

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