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Agile Japan 2021で人生初の基調講演をやりきって、ふるふるした話。 #AgileJapan #Joyinc

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2021年11月16日、17日の二日間実施されたAgile Japan 2021にて、2日目の基調講演として登壇しました。

1日目の基調講演は、なんとあのアリスター・コーバーン博士(Dr. Alistair Cockburn)でした。コーバーン博士は、あのアジャイルソフトウェア開発宣言を生み出した17人のうちの一人で、その後も「アジャイルソフトウェア開発 (The Agile Software Development Series)」など名著を執筆した言わば生ける伝説という超有名人です。

僕は、なんとその生ける伝説のあと、2日目の基調講演だったのです。

今回の基調講演について打診があったのは、2021年6月下旬でした。Agile Japan実行委員でもあった弊社メンバーの小坂さん(通称JK)から話がありました。

「私から特に推したわけではありません。私が実行委員にいることで、今回の基調講演が自社の社長だということは何か忖度があったかと思われるのも本意ではありません。これはあくまでも実行委員全員の総意です。」ということでした。JKはある意味(良い意味で)不器用な良い人間だということは知ってましたので、これが本音であることもわかりました。

私はこの依頼を最初に聞いたとき、正直なところ受けるのを躊躇しました。僕の性格を知っている方であればご存じだと思いますが、僕は即断即決するタイプの人間です。普段なにかを判断するときは、やるorやらないにかかわらずスパッと決めます。が、この時は本当に迷いました。

基調講演をする機会なんて今後ないかもしれない。やりたい。。でも、この基調講演は、あのコーバーン博士の2日目で、有償イベントで、聴講者はエンタープライズ系の方々、、これって僕で良いのか?聴講者の方々の期待値がめちゃめちゃ高そう、、そんな期待に答えられるのか?、、などなど回答するまで1週間ほど悩みました。

結論としては、やりたい!という気持ちが勝りこの依頼を受けました。

でもそこからが、苦悩のはじまりでもあったのです。

イベントまでの5ヶ月間、ずっと悶々としていました。
今になってみれば運営側から求められていたことは解るのですが、直前まで正直ずっと頭のなかに”もや”がかかっているような感じでした。

「僕らのジョイインクジャーニー」というテーマで、RSGT2020Developers Summit 2020(以下、デブサミ2020)で話をさせてもらい、それをみなさんに「良い内容だった」と評価を受けました。今回も基本的にはその内容のアップデート版で、、とは考えていたのですが、今回は基調講演、、求められているのはもっと抽象度が高い話なのではないか、、そんなふうに悶々と悩む日々でした。一方で日常の業務にも追われどんどん月日は流れていきます。

悶々としながらも、9月ぐらいに一度抽象度高めの内容で発表資料をまとめました。ベースとなったのは今年の6月に「XP2021」で登壇した際に、まとめたExperience Report。(https://www.agilealliance.org/resources/experience-reports/building-a-joy-dojo-in-the-land-where-kaizen-was-born/ )これは、Reportということで、XP2021の事務局の方々にも色々とご指導していただき比較的抽象度高めの内容でまとめたものとなっていました。それをベースしながら再構成して発表資料としてまとめてみました。
ですが、これを元に一人で講演練習してみたところどうにもしっくりきません。。

JKに相談してみました。
「なんかしっくりきてないのよ。。僕に何が求められているのもう一度聞かせてくんない?」

「運営側の想いとしては、安田さんのあの想いがいっぱい詰まったジョイインクの話が聞きたいんですよ。今回のテーマ『The Heart of Agile』で最初にイメージしたのが安田さんのあの話(デブサミ2020)だったんです。また今も色々なことをチャレンジしているという取り組みについても聞きたいです。ごにょごにょ考えずにフルスイングですよ。」

なるほど。。『The Heart of Agile』=>僕らのジョイインクジャーニー、というリンクがまだしっくりとは来なかったが(そのときは)、求められているものは理解できた。

一旦作った抽象度高めのものは破棄して、元の「僕らのジョイインクジャーニー」をベースに「コロナ禍編」を追加したり、全体的によりみなさんに想いが伝わりやすい(と僕が思う)内容に改善していきました。結果的にはぐるっと回って元に戻るという感じになりましたが、このぐるっと回ったことが僕の中で方向性がしっかり定まり、結果的によかったと思っています。

方向性が決まったらあとは走るだけ。今回も練習は何度も何度も繰り返しました。
暇さえあれば、土日も夜も寝る時もサウナの時も、ずっと練習したし、この講演のことを考えていました。

何度も練習していると、ふとした瞬間に改善ポイントとか、良いアイデアとかが降りてくることがあります。それを盛り込んだり、盛り込んだ分を他のパート削ったりと最終的には前日の夜まで結構編集していました。

今回のイベントは11月8日のDay0からスタート。

この日は、オープニングトークということで5分間の枠をいただき、Day2に実施する基調講演の触りの部分を少し話をさせてもらいました。Day0ということで数十名程度の方かと勝手に考えていたら、140名以上の方々が参加されていて驚きました。
Day0は、永和システムマネジメントの平鍋さんや弁護士・IPA専門委員の梅本さんなどが講演をして盛り上がってました。梅本さんの講演はPublickeyで記事にもなっていたのでご覧になった方もいるでしょう。とても良い勉強になりました。
アジャイル開発の外部委託が「偽装請負」だと疑われないためにすべきこと、厚労省が公表した疑義応答集を読み解く(前編)。Agile Japan 2021

2021年11月16日 Day1スタート

まずはアリスター・コーバーン博士。「The Heart of Agile and the Future of Work:アジャイルの心と未来の働き方」。時差の関係などもあり、今回はビデオ登壇。(Q&Aセッションは、当日の17:30〜18:00でオンラインで生配信。このQ&Aセッションもよかった)。

The Heart of Agile。。なるほど。。そういうことか。。
コーバーン博士の別の講演はYoutubeでも上がっていたので、何個か視聴はしていたが、英語が苦手な僕はちゃんと聞き取れていなかったので、その内容にしっくりきていなかっただけだった。
今回の講演には、事前に運営の方々が自分たちで動画に字幕をつけてくれていて、その字幕があったおかげで、内容がするすると染み込んできたのです。染み込んできたと同時に、今回基調講演で僕を選択した理由を知ることができました(そこまでわかんなかったのか、という感じですがw)。

なるほど。『The Heart of Agile』=>僕らのジョイインクジャーニーだ。僕らのやってきたことが、『The Heart of Agile』に抽象度高く表現されていた。僕のなかで翌日の基調講演の最終形態がはっきりと掴めた瞬間でした。

2021年11月17日 Day2

5:00 起床。テンションが上がって眠れなかった。

基調講演は10時スタート。
講演直前まで細部を調整。

9:30 Zoomへ入り、事前のカメラ、マイクの調整を行なった後に待機。

9:50 2日目の司会担当上野さんから2日目の案内開始。上野さんが少し緊張されているのがわかり、こちらも緊張してくる。この時点で聴講者は200名オーバー。

10:00 魂込めて講演をスタート

10:48 講演終了 燃え尽きた。。やり切った。。(3分オーバー 運営の方々ごめんなさい🙏)

最終的には370名の方にリアルタイムで視聴していただいた。
講演後にDiscordをみたところ、読みきれないほどのコメント。。(感涙)
ざっと見て良い反応であることがわかり、込み上げるものがあった。

講演後にすぐ、Discord上のAsk the Speakerへ移動。ここに多くの方が移動していただいた。

ありがたい。。多くの方々に想いを届けることができたのかもしれない。そう考えてまたぐっとくるものがあった。

また今回視聴していただいた方々は、講演中Discord上でコメントを投稿されていたのですが、そこには、380コメント以上(講演後の「888888」を含む)もみなさんがコメントしてくれていた。。本当にありがたい。。

自分の講演後には、やっとイベントを楽しめる心境になったので、セッションに参加したりスポンサーさんのミニセミナーにも参加したり(このミニセミナーが普通のセッション枠でも良いんじゃないかという充実した内容でした。)、かなり楽しめました。

数ヶ月準備してきた講演が終わり、正直いまはロス状態です。

運営の方々には、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。またこのイベントを6名で切り盛りしていたこともすごい&尊敬です。また来年も楽しみにしています。来年の基調講演は誰になるんだろう?今からとても楽しみです!

イベント翌日に、以下のような投稿もあり、翌日以降も嬉しくてふるふるしています。

【告知】Agile Japanにはサテライトという取り組みもあります。Agile Japanでの学びや出会い・熱狂を、会場から全国にも届けるという目的で、講演動画を無償貸し出ししてくれるという取り組みです。実はすでにこのサテライト主催者のお一人から「リモートで再演をしてもらえないか?」というリクエストをいただき、12月下旬に実施することになりました。これは嬉しいリクエストでした。他のサテライト主催者の方で安田のリモート再演を希望されるかたはドシドシご連絡ください!スケジュールがあえばいつでも再演します!!

当日の講演資料

Author

代表取締役社長です。会社のみんなが快適に楽しく過ごせるにはどうしたら良いのかをいつも考えています。
最近6歳の息子は仮面ライダーの変身ポーズクイズにはまっていて、「わからない」と言うと不機嫌になるので「めんどくさいなー」と思いながらも、この可愛さはいつまで続くのかなぁと感慨深く噛み締めてます。

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