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CloudStack ログの見方

ここではCloudStackでエラーが起きた時の対処方法を記載します。
これはCloud.com社のトレーニングの一つとして、サポート担当のMikeから教わった情報になります。

エラーの例としては、WebUIからのインスタンス作成に失敗するなどのケース。
Webに書かれたメッセージだけでは何が原因なのかわからないことも多いと思われます。

CloudStackでエラーが生じた場合、まずはフロントエンドであるManagement Serverのログを参考にします。
Management Serverのログ:
/var/log/cloud/management/management-server.log

SSHからコマンド「tail -f /var/log/cloud/management/management-server.log」で、常にログをトラッキングする癖をつけるといいかもしれません。
ログはとても長くなるため、場合によっては「grep Error」「grep Exception」などで、絞り込みも行います。

エラーの事象を発見したら、そのエラーの根源を探ります。
と言いますのは、とあるエラーの事象を発見したとしても、その事象はそもそも別の事象から派生したものである可能性があるからです。
そのため、Job IDもしくはSequence Numberをトラックし、エラーの原因を探り当てる必要があるわけです。

また、同じエラーをあえて再発させるという手法も存在します。
tailコマンドでログを追いつつ、わざとエラーを再発させることが、何が起きているのかを確かめる近道となるわけです。

場合によってはManagement Serverのログだけでなく、各種ハイパーバイザやシステムVMのログを確認する必要が出てくるかもしれません。
それらの確認方法につきましてはまた次回説明させて頂きます。