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SoftLayerのアドバンスドモニタリング&自動通知サービス #softlayer

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

SoftLayerはインフラストラクチャー全般に渡ってモニタリングと自動通知サービスを提供しています。モニタリングサービスは、ユーザが自社のサービスレベルに合わせてモニタリングパッケージから選択できるようになっています。なお、インフラストラクチャーのパフォーマンスなど測定内容はグラフで可視化され、マネジメントコンソールから確認できます。そして、自動通知サービスもモニタリング同様、ユーザが自社のサービスレベルに合わせて通知タイプを選択できるようになっています。
このようにSoftLayerのモニタリングと自動通知サービスは、ユーザが自社のサービスレベルに合わせてモニタリングタイプや自動通知タイプを選択して構成できる、というのが特長です。
今回の記事では、SoftLayerのモニタリングおよび自動通知サービスの概要、オーダ方法、設定方法などについて解説しています。

SoftLayerのモニタリング&自動通知

CA Nimsoft

SoftLayerのモニタリングサービスはCA Nimsoftを使っています。NimsoftはITインフラストラクチャー内のネットワークデバイス、サーバ、データベース、アプリケーション、仮想環境など、インフラストラクチャー全般に対応し、様々なデータを収集し、統計値を提供するソフトウェアです。

【CA Nimsoft】
CA Technologies社の製品。Linux/Windows対応。

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モニタリングサービスの区分

SoftLayerのモニタリングサービスはサービスレベルによって、大きく「標準モ二リングサービスと拡張モニタリングサービス」に分かれています。

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標準モニタリングサービス

標準モニタリングサービスは次の3つの機能で構成されています。標準モニタリングサービスはサーバオーダ時のデフォルト項目となっており、料金は無料です。

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Host Ping + IPMI Statistics

すべてのサービスに対し、遠隔地からネットワーク経由の死活監視や管理操作を行う。

【IPMI:Intelligent Platform Management Interface】
遠隔地からネットワークを通じてサーバの状態を監視したり、管理操作を行なうための標準インターフェースの規格を示す。

Email/Ticket Notification

注意を必要とする緊急の問題に対し、直ちにEメール/チケットで警告する。

Automated Customer Notification

オーダ確認や支払のお知らせ、チケットの更新、メンテナンススケジュールの自動通知を行う。

拡張モニタリングサービス

SoftLayerではさらにNimsoftを拡張し、次のような拡張モニタリングサービスを提供しています。

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Automated Reboot from Monitoring Failure

システム障害を検出した時、自動的にリブートを行う。

CA Nimsoft Monitoring (Advanced or Premium)

SoftLayerはエージェントを追加し、CA Nimsoft機能を拡張している。

24x7x365 NOC Monitoring

SoftLayerのネットワークエンジニアがサーバを監視し、モニタリングしている問題が起きたことを個別に受け取るようなサービスを提供する。つまり、有人対応である。

【NOC: Network Operation Center】
ネットワークを管理する施設およびネットワークのエキスパート集団など

標準モニタリングと拡張モニタリングの機能比較

SoftLayerのモニタリングサービスは、サービスレベルによって次の表のように3つのパッケージで構成されています。標準モニタリングサービスはベーシックパッケージであり、拡張モニタリングサービスは「アドバンスドパッケージ+プレミアムパッケージ」です。

Item Basic Advanced Premium
Comprehensive infrastructure and services visibility
Full transparency through any application stack
High-levels of security, availability, and scalability
Tiered monitoring levels to meet targeted business objectives and needs
Robust APIs for extensive integration
Lightweight, scalable architecture + "zero-touch" deployment
Network Traffic Monitoring Agent
DHCP Response Monitoring Agent
File and Directory Checking Agent
LDAP Response Monitoring Agent
Mounted File System Monitoring Agent
Network Time Protocol Response Monitoring Agent
Process Monitoring Agent
SNMP Data Monitoring Agent
Performance Monitoring Agent
Apache Monitoring Agent
DNS Response Monitoring Agent
Email Response Monitoring Agent
IIS Monitoring Agent
MSSQL Monitoring Agent
MySQL Monitoring Agent
Tomcat Server Monitoring Agent
URL Response Monitoring Agent

モニタリング&自動通知の導入手順

モニタリングのオーダは、SoftLayerでモニタリングパッケージと自動通知タイプを使うための権限を獲得するようなものです。それぞれのモニタリングと自動通知タイプの設定はサーバ起動後に行います。初期状態では、いわゆるサーバの死活監視(SERVICE PING)のみが上がっている状態になっています。

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モニタリングのオーダ

デバイスのオーダ時にアドバンスドモニタリングのパッケージタイプと自動通知タイプを選択します。これはデバイスのオーダ後にも変更可能です。

モニタリング設定

アドバンスドモニタリングパッケージには、様々なシチュエーションを想定した多数のエージェントで構成されています。ユーザは、自社のシステムやサービスレベルに合わせて必要なエージェントだけをアクティブにします。自動通知タイプの設定も同様です。

モニタリングのカスタマイズ

モニタリングパッケージの中身は、様々なモニタリングエージェントのグループです。モニタリングテンプレートは、モニタリング対象や自動通知のための条件や閾値などが書かれています。ユーザは、デフォルトのモニタリングのテンプレートをカスタマイズして使うこともできます。なお、モニタリングパッケージ(ベージック/アドバンスド/プレミアム)の中身の構成をカスタマイズして使うことも可能です。

運用

SoftLayerのモニタリングは非常に高いレベルのサービスを提供しまが、基本的に異常の検知と通知は自動(無人)です。Eメールやチケットによる通知は来ますが、ユーザがそれを検知し、アクションを起こす必要があります。
ただし、NOC Monitoringオプションを選択したデバイスの場合、SoftLayerの監視センターでエンジニアがアサインされ、異常の検知からチケットの発行、問題のトレース、対応に至るまで手厚いサポートが受けられます。しかし、必ず電話が鳴ることを期待してはいけません(電話をかけてくれるのか、という問いに対しては肯定も否定もせず、かわされました)。

アドバンスドモニタリング&自動通知のオーダ

アドバンスドモニタリングのオーダ

アドバンスドモニタリングのオーダは、SoftLayerのデバイスオーダ構成(order configuration)からSystem Addonsのオプションとして選択します(Devices→Device List→Order Devices)。アドバンスドモ二タリングは、次のような3つのモニタリングパッケージに分かれており、ベーシックモニタリングはデフォルトで無料です。

時間料金

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月額料金

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Note

アドバンスドモニタリングは、デフォルトのMonitoring Package-Basic(無料)以上にしてください。わざわざ「None」にする人はいないと思いますが、オーダ時にアドバンスドモニタリングを構成しなかった場合、Nimsoftのインストールやファイアウォール設定などを手作業で行う必要があります。

  • Install the Nimsoft Monitoring Robot

http://knowledgelayer.softlayer.com/procedure/install-nimsoft-monitoring-robot

自動通知のオーダ

自動通知のオーダは、SoftLayerのデバイスオーダ構成(order configuration)からService Addonsのオプションとして選択します(Devices→Device List→Order Devices)。自動通知のオーダは、サーバのタイプが時間額か月額かによって若干サービス内容が異なります。
次のサービス内容で示すとおり、月額オーダの場合、「Business Continuance Insurance」オプションが選択できます。

時間料金

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月額料金

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【Business continuance insurance】
DDoS攻撃を含む悪意ある活動による過剰な料金からの保護を保証してくれるサービス

事前準備

実際に検証に参加するのであれば、サーバを3台ぐらい用意するのがベストです(アドバンスドモニタリングのタイプ毎に1台ずつ)。
そして料金タイプは時間額で構いません。

モニタリング&自動通知の設定

モニタリング画面表示

では、モニタリングの初期画面を開いてみましょう(Devices→Monitoring )。次のようにビュー権限を持っているすべてのサーバが見えるはずです。

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モニタリンググループ構成

モニタリング画面では必要に応じて「デバイス名(URL)とデータセンター、Public IP」で絞り込みを行ってモニタリンググループを構成できます。
今回の記事ではホスト名のプレフィックスを使ってフィルタしています。フィルタでは「*なし」のワイルドカードが使えます。

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では、デバイス名をmonでフィルタしてみます。次のようにホスト名が「mon*」のサーバのみが表示されます。

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このモニタリング画面は、フィルタした状態を明示的に解除しない限り永続的にキープしてくれます。例えば、途中退場してチケットを作成してから戻っても、ログインアウトしてから戻ってもフィルタした状態をキープしてくれます。

以下は、モニタリング画面上のボタンの機能です。

MODIFY フィルタを変更し、モニタリンググループを再構成できます
Device Name:MON (×) フィルタ条件をキャンセルします。例えば、複数ある場合は該当のフィルタのみが無効になります
CLEAR ALL すべてのフィルタをキャンセルします
Filter フィルタを追加します。さらに絞り込みを行って複数のフィルタを設定することもできます

通知ユーザの変更

初期状態の通知ユーザはSoftLayerのアカウントになっています。運用で通知を受けるユーザを登録し、不要なユーザは通知ユーザから外します。
では、ベーシック構成(n Monitor)をクリックしてください。

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そして、遷移先の画面で[Manage Notified Users]をクリックしてください。

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それから「Users to Notify」から通知対象ユーザを追加し、不要なユーザは(-)ボタンをクリックして削除してください。

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モニタリング項目の登録

モニタリング項目の登録は[Add Monitor]をクリックして開始します。

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IP Address

Public IP/Private IPどちらかを用途に応じて選択してください。

Monitor Type

現在のモニタリングパッケージのタイプによって内容が異なります。

Basic SERVICE PING/SLOW PING
Advanced SERVICE PING/SLOW PING/DNS/DNS CUSTOM/FTP/HTTP/HTTP CUSTOM/HTTPS/IMAP/LDAP/NNTP/POP/SMTP/SSH/TCP CUSTOM/TELNET/UDP SIP
Premium SERVICE PING/SLOW PING/DNS/DNS CUSTOM/FTP/HTTP/HTTP CUSTOM/HTTPS/IMAP/LDAP/NNTP/POP/SMTP/SSH/TCP CUSTOM/TELNET/UDP SIP

Parameter

モニタタイプによって存在する場合と存在しない場合があります。

Notify

現在のモニタリングパッケージのタイプによって内容が異なります。

Item Premium Advanced Basic
Do Nothing
Notify Users
Notify and Reboot
Notify and Alert NOC
Notify Reboot and NOC

Notify Wait

異常を検知してから通知を行うまでの静観時間を設定します。Immediatelyから1時間まで5分間隔で設定できます。

HTTPのモニタリング設定例

設定方法はとても簡単です。Public IP/HTTP/ Notify Users/Immediatelyのように設定し、[Add Monitor]をクリックします。

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SSHのモニタリング設定例

SSHの場合は、Private IP/SSH/Notify Users/5Minutesのように設定し、[Add Monitor]をクリックします。

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モニタリングタイプ設定の結果

モニタリングタイプ設定の結果は、次のように1項目ずつ追加されていきます。

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モニタリング画面に戻ってから見ると、次のようにサーバ毎のモニタタイプの数が確認できます。

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モニタリングの管理

アクション

モニタリング画面の[Action]では、モニタリングエージェントの管理やレポートの確認、アラームの確認、アドバンスドモニタリングのキャンセル(削除)ができます。

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アクションのサービス項目は次のとおりです。

  • View Agent Status
  • View Agent Reports
  • Configure Agent Reports
  • View Closed Alarms
  • Re-deploy All Agents
  • Cancel Monitoring

View Agent Status

該当サーバのアドバンスドモニタリングのエージェントリストとステータスを表示します。
モニタリングエージェントの一覧は、アドバンスドモニタリングのタイプによって内容が異なります。

Premium

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Advanced

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Basic

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それぞれのエージェントのアクションからは、さらに次の3つのメニューを提供しています。

  • Restart
  • Deactivate
  • Re-deploy

View Agent Reports

エージェントレポートはモニタリングエージェントを選択し、さらに条件を設定してグラフ化します。レポートとして見られる範囲はモニタリングパッケージのタイプによって異なります。ここで紹介しているのはプレミアムタイプです。

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モニタリング条件はモニタリングエージェントによって異なります。

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さらに、その場で条件を変えながら直観的に様々な軸から可視化することができます。

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Configure Agent Reports

モニタリングエージェントはどのような統計値を収集するか(メトリック)とアラームを上げるための閾値を持っています。ここではメトリックとアラームの閾値を変更できます。
そして、変更結果をモニタリングテンプレートとして保存し、それを現在のモニタリングエージェントとしてデプロイすることもできます。
次の画面は、「Cpu, Disk and Memory Monitoring Agent」のメトリックとアラームの閾値設定です。

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例えば、アラームの「CPU Usage Error」の閾値を95%から90にさげるようなことができます。

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[Save]をクリックすると、これはモニタリングテンプレートとして保存されるます。保存しただけでは既存のエージェントがこの値を使うことはありません。設定値を即時に反映したい場合は[Re-deploy]を使います。

View Active Alarms

このメニューでは現在進行中のアラームの一覧を表示します。次の例はCPU使用率が100%に達したという内容です。

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このようなケースでは通知ユーザ宛に次のようなEメールが届きます。注意して頂きたいのは通知タイプがNOC Monitoringではない場合、無人監視による自動通知であることです。

SoftLayer Monitoring Major Alarm for mon-1.example.jp

Automated notification email for an alarm generated on your SoftLayer Cloud Instance

Alarm Type: Major

Host:   mon-1.example.jp https://manage.softlayer.com/Virtual/view/5571392
Probe:  Cpu, Disk, and Memory Monitoring Agent
Time:   2014-07-29 03:59:04 -05:00

 Average (5 samples) total cpu is now 100.00%, which is above the error threshold (95%)

PLEASE NOTE: This is an automated email generated from the SoftLayer advanced monitoring system. This alarm is NOT being viewed or tracked by SoftLayer Support. If you need to adjust alarm configuration levels please use the Customer Portal:

https://control.softlayer.com/devices/monitoring

View Closed Alarms

このメニューではすでに解決されたアラームの情報を表示してくれます。

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Re-deploy All Agents

このメニューは特定のモニタリングパッケージ全体を初期状態に戻します。モニタリングパッケージの既存の設定値やレポーティングデータまでをも使えなくなる可能性がありますので注意してください。

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Cancel Monitoring

このメニューは、アドバンスドモニタリングオプションをサーバから完全に削除してしまいます。この機能を使うと、Nimsoft自体がアンインストール状態になってしまうことに注意してください。

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モニタリングパッケージのタイプ管理

モニタリングパッケージのタイプ変更

サーバ起動後のモニタリングパッケージのタイプ変更は、基本的にチケットを発行してください。 [Cancel Monitoring]してから[Add Monitoring]をしようとすると、Nimsoftのインストールやファイアフォールの設定など、非常にややこしい手作業が待っています。

Install the Nimsoft Monitoring Robot

http://knowledgelayer.softlayer.com/procedure/install-nimsoft-monitoring-robot

[Re-Deploy]で別のモニタリングパッケージタイプを選択すれば変更できそうですが、実際は現在のモニタリングパッケージタイプの初期化しかやってくれません。

モニタリングパッケージのインストール

アドバンスドモニタリングパッケージなし(None)で起動中のサーバにアドバンスドモニタリングをオーダしたい場合、次の「Install the Nimsoft Monitoring Robot」に従って作業を行ってください。
Nimsoftのインストールやファイアフォールの設定などの手作業と、マネジメントコンソールでの操作が必要です。

Install the Nimsoft Monitoring Robot

http://knowledgelayer.softlayer.com/procedure/install-nimsoft-monitoring-robot

カスタムテンプレートグループ&カスタムテンプレート

そもそもアドバンスドモニタリングは、モニタリングテンプレートグループ(モニタリングパッケージ)とモニタリングテンプレート(モニタリングエージェント)で構成されています。ここでモニタリンググループは、様々なモニタリングの対象や条件などを定義したモニタリングテンプレートの集まりです。

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SoftLayerのアドバンスドモニタリングサービスは、多様なモニタリングテンプレートを提供しています。通常、モニタリングはSoftLayerが提供しているモニタリングテンプレートで十分です。なお、必要に応じてデフォルトのモニタリングテンプレートの条件を変更して使用することも可能です。

しかし、非常に多い数のサーバに対して1台ずつモニタリング設定をしていくことはあまり現実的ではありません。さらに、ある1つの条件の変更のために数十回も同じ作業を繰り返すようなことが起きないとも限りません。そのような場合、カスタムテンプレートグループおよびカスタムテンプレートは有効な回避策になるでしょう。

SoftLayerのカスタムテンプレートグループおよびカスタムテンプレートは、デフォルトのアドバンスドモニタリングパッケージやエージェントから、自社のサービスレベルに必要なカスタムモニタリンググループおよびテンプレートを作成できます。そしてSoftLayerのサポートの協力を得て複数のサーバに適用することができます。

カスタムモニタリンググループおよびテンプレートの作成は「Advanced Monitoing Options」から行います。

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「View Template Groups」をクリックし、「Create Custom Group...」と「 Monitoring Package-Premium Application」を選んでください。モニタリングパッケージは「ベーシック/アドバンスド/プレミアム」から選ぶことができます。そして複数のテンプレートなかで自社で必要なエージェントテンプレートのみをセッティングしていきます。

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そして、カスタムモニタリングテンプレートは「Configure Templates」をクリックし、デフォルトのモニタリングテンプレートのクローンを作り、条件をカスタマイズして作成します。

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今回の検証では、マネジメントコンソール上で「カスタムモニタリンググループとカスタムモニタリングテンプレート」をそれぞれ作成するまでは成功しました。これらをどのようにサーバに適用するかは、SoftLayerのサポートにチケットを発行してください。マネジメントコンソールからはそれ以上のメニューを提供していません。

まとめ

SoftLayerのアドバンスドモニタリングについて駆け足で解説しましたが、モニタリングはシステム運用の根幹になるサービスです。SoftLayerのアドバンスドモニタリングは他のクラウドOSとは違って、サードパーティのNimsoft Robotをサーバにインストールしています。だからこそ、他のクラウドとは違ってサーバ内部のリソースの状況に至るまで、きめ細かいレポートを提供することができます。なお、自社のビジネルに合わせたタイプの自動通知サービスを利用できるメリットがあります。SoftLayerのモニタリングサービスは、他のクラウドでは、なかなか得られない高品質のサービスであることが、少しでも伝わっているのであれば幸いです。

Author

モダンアーキテクチャー基盤のソリューションアーキテクトとして活動しています。

[著書]
・Amazon Cloudテクニカルガイド―EC2/S3からVPCまで徹底解析
・Amazon Elastic MapReduceテクニカルガイド ―クラウド型Hadoopで実現する大規模分散処理
・Cypherクエリー言語の事例で学ぶグラフデータベースNeo4j
・Neo4jを使うグラフ型データベース入門(共著)
・RDB技術者のためのNoSQLガイド(共著)

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