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Linuxコンテナをネイティブに実行できる、Docker Desktop for WSL 2テクノロジープレビューのご案内 #docker

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OSCON 2019の最終日にて、Microsoft社のScott Hanselman氏、Kayla Cinnamon氏、Yosef Durr氏がWindows Subsystem for Linux (WSL) 2の新機能をいくつか紹介しました。また、Docker Desktopとの統合がどのようになるかについても説明がありました。デモの一部として、7月末にはWSL 2のDocker Desktopテクノロジープレビューにサインアップできるようになることを発表しました。WSL 2は、Windows上でLinuxバイナリをネイティブに実行するための互換レイヤーの第2世代です。2019年5月のMicrosoft Buildで発表されて以来、私達はWindows開発者向けのLinux体験の改善のためにMicrosoft社と共同作業を行い、来たるテクノロジープレビューリリースへのサインアップに皆様をご招待します。

WindowsでのLinux体験の改善

今日、Docker Desktop for Windowsのアクティブユーザは50万人以上がおり、彼らの多くはLinuxベースのサーバ環境向けのJavaとNode.jsアプリケーションを構築しています。WSL 2の活用で、実行しているOSが何であるか、構築しているアプリケーションがどんな種類かに関わらず、Dockerの開発者体験はよりシームレスとなります。また、パフォーマンスの改善にすぐに気がつくでしょう。WSL 2はアーキテクチャ上の大きな変更があります。Microsoft社が構築した完全なLinuxカーネルにより、Linuxコンテナがエミュレーションなしにネイティブに実行できるようになりました。このWSL 2のDocker Desktopテクノロジープレビューでは、Linuxワークスペースへのアクセスが可能なので、LinuxとWindowsの両方の構築スクリプトを維持する必要がなくなります。また、WSL 2はメモリとCPUの動的割り当てもサポートしているので、起動時間を40秒から2秒に改善しました!

Microsoft社の協力により、WSL 2が公式に利用可能になる前に皆様のお手元にお届けできるよう努力しています。統合パッケージのデプロイ・デーモンの実行・Windowsプロセスへの公開を行うためのコア機能を既に作成しました。これには体験を簡単にするためにbind mountとポートフォワーディングのサポートも含みます。

必要な作業についての詳細は、エンジニアリングブログの記事をご覧ください。

テクノロジープレビューはもうすぐお届けできます。皆様からのフィードバックを楽しみにしています。


原文: Get Ready for the Tech Preview of Docker Desktop for WSL 2

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