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Neo4jエンタープライズ版とコミュニティ版の機能比較 2019 #neo4j

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Neo4jのライセンスと機能についてご紹介します。2019年の11月にNeo4j Aura(オーラ、DBaaS on GCP)が発表され、Neo4j Serverは、次の3製品になりました。

  • Neo4j Community
  • Neo4j Enterprise
  • Neo4j Aura(DBaaS)

ここでは、ライセンス毎の機能要約のみを掲載させて頂きます。詳細は、Neo4j社のホームページ(Compare Neo4j Editions)を参照して下さい。

随時変更が発生するし、数が多くて、解説付きの紹介は諦めました(涙)。大雑把に言うと、ライセンス毎の機能性は、「Enterprise > Aura > Community」と言ったところです。

エンタープライズ版は、性能やセキュリティ、運用面の機能が充実しています。

区分 Community Enterpirse Aura(DBaaS)
データ数制限 あり(注1) あり(注1)
ロックマネージャー なし(注2)
ホットバックアップ 1日1回
高可用性構成
運用オプション
セキュリティオプション
Neo4j Desktop
Cloudプロバイダー制限 GCPのみ
サポート 受けるもSLAなし(注3)

(注1)340億ノード、340億リレーションシップ
(注2)Lock Manager機能なし。Community版では4コアまでの制限があり、それ以上のコアを有効に使えないためにスケールアップできない。
(注3)サポートは、月曜日から金曜日の間の就業時間内というレベルでSLAなし(9x5 “best effort” support)

日本国内でAuraをプロダクト環境として使えるかどうかは微妙なところです。2019年12月現在では、データセンターが米国とヨロッパの2カ所しか使えないし、SLA付のサポートも提供しておりません。ただ、オンデマンドで使用できる検証・開発環境としては問題ないかもしれません。

Author

モダンアーキテクチャー基盤のソリューションアーキテクトとして活動しています。

[著書]
・Amazon Cloudテクニカルガイド―EC2/S3からVPCまで徹底解析
・Amazon Elastic MapReduceテクニカルガイド ―クラウド型Hadoopで実現する大規模分散処理
・Cypherクエリー言語の事例で学ぶグラフデータベースNeo4j
・Neo4jを使うグラフ型データベース入門(共著)
・RDB技術者のためのNoSQLガイド(共著)

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