【AI駆動開発】Cursor 開発元の Anysphere と今後の Cursor の開発機能の方針・アイデアについて調べてみた。AI-first Coderの将来について

はじめに

ChatGPT とシームレスに連携している AI エディタ、Cursor については3つ目の記事となります。今回は、OpenAI からも出資されている Anysphere について纏めています。AnysphereはAI NativeなソフトウェアEditor「Cursor」を開発するスタートアップ企業ですが、サイト上での情報は限られているためまだまだ謎に包まれています。今回はサイトの情報やGitHubレポジトリから筆者が調査した範囲を本編で纏めました。

(1つ目)【AI駆動開発】ChatGPTとシームレスにつながる開発環境「Cursor」紹介。アプリ開発効率を大きく変えるツールがつ登場!

(2つ目)【AI駆動開発】ChatGPTとシームレスにつながる開発環境「Cursor」紹介。(続編)Cursor は最強のペアプロとして利用できるのか?記事:

Anysphere を構成するメンバー

創業者は、Aman Sanger 氏で、Google社のインターン(Software Engineering Intern)経験や、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)出身とのこと。テクノロジー専攻ということもあり、少数精鋭、天才集団の若きチームリーダーという印象です。

Sualeh Asif 氏も同じくマサチューセッツ工科大学出身のテクノロジー専攻で、IBM社のインターン経験(ML Research Intern)などもあり、MIT で機械学習などに精通されている方のようです。Cursor のコミュニティフォームは、こちらで運用されているようで、バグや、修正フィードバック、アイディアなどが記載されており、同氏によりオープンされたようです。最近の投稿では、Github Co-Pilot Features from Cursor などのように、Github Co-Pilot の機能の制限やバグが多いことなども投稿されてます。

Michael Truell 氏も同じくマサチューセッツ工科大学出身のテクノロジー専攻です。統計数学の研究、LLM 主導の推奨システム、高スループットの医薬品パイプラインなど、統計数学、機械学習を中心としたエンジニアのようです。Michael Truell 氏の Githubレポジトリには、Cursor のissue管理のレポジトリが稼働しており、655 個のクローズissueと、383個のオープンissueが存在して、今まさにアクティブで Cusor の開発が活発に行われております。

Arvid Lunnemark 氏も同じくマサチューセッツ工科大学出身のテクノロジー専攻です。オープンソースにおけるアーキテクチャーや、暗号化、数学的な執筆に関する実践的なアドバイス、プログラミングに関するチュートリアルなどに精通しているエンジニアのようです。

OpenAIから合計1000万ドルの資金調達

Anysphere は、OpenAI の Startup Fund などから合計 1000 万ドルの資金を調達を行っています。Anysphere は、開発者の生産性をより高めるために、引き続き新機能の開発を計画しており、今後の Cursor プラットフォームは数ヶ月でさらなる進化を遂げるとされています。例えば、エディタにバグがあっても自動的に修正される機能のアイデアや、50行程度の疑似コードと機能要望だせば、自動的に詳細なコードの作成と Pull requestが作られる機能のアイデアなども話がでており、今後様々な機能が実装されると思われます。「未来のAI エディタは直ぐそこまで来ている」と宣言してます。

Cursor の 現状と未来

Cursorのブログ では今後の様々な機能やアイデアについて記載されています。ここではその幾つかを紹介します。

2023年の現時点では、バグの修正機能(Auto Debug)がありますが、2つのモードの実装が進んでいるようです。1つ目は、バックグラウンドで、Cursor が常にファイルを受動的にスキャンして潜在的なバグを見つけます。2つ目は、デバッグセッション(Debug with AI)に更に深く入って、能動的にファイル内のバグを探します。このデータ収集とバグ検出の機能は 2024 年も更に進化することが予定されています。

Cursor は、ファイル全体、ディレクトリ全体、プロジェクト全体を把握して変更できることを目的としており、高速で網羅的に修正を行うよう開発が継続してます。適切な対象に対して、変更するべき箇所のみをリアルタイムで解析可能にするために、ユーザーエクスペリエンスの向上も 2024年 に予定されています。

Cursor は、GPT-4 とシームレスに連携されていますが、2023 年 10 月 12 日の時点では、14 億のベクターと 15 万のコードベースがインデックス化されています。こちらは2023 年末までには 10 倍に増加することが予定されています。

今後、Cursor が把握しているコードから開発者の操作を予想する機能が出てくるかもしれません。例えば、全体のコードの把握と何かしらのインプットにより、今後15分間の操作を想定した全コードの提案を行い、1つのキーコマンドの指示で、挿入と、削除が行われる機能が提供されるかもしれません。

他にも、スタックトレースから自動的にコードを解析して修正する機能が今後予定されています。

まとめ

今回の記事では、ChatGPTの開発元である Anysphere について紹介しました。少数精鋭の開発メンバーでこれだけのイノベーティブなツールを作り上げたことは本当に大きな驚きです。マサチューセッツ工科大学出身のテクノロジー専攻の天才エンジニア集団が、これからのソフトウェア開発の未来を大きく変えることを予感させてくれます。これからもさらなるCursorの進化と開発効率の向上を願い今後も動向を継続的に追いかけてみたいと思います。

今回の記事が皆さんの日々の開発業務の改善につながり、またAI駆動開発(AI-Driven Development)についての関心と導入につながれば大変幸いです。

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