なぜエンジニア採用は難しくなっているのか

今、エンジニア採用はとても難易度の高い業務となっています。各社が様々試行錯誤しながら、どうすれば優秀なエンジニアを採用できるかを必死に考えているからです。エンジニアの皆さんの業務の中でも、採用活動にかかる時間が増えている方がいると思います。特にEMやPMの方については、採用活動で成果を求められている方もいるかと思います。
ではなぜ、エンジニア採用が難しくなっているのでしょうか?今回のブログはクリエーションラインアドベントカレンダー2023の一企画として、その理由をまとめました。

理由①:エンジニアの人手不足が続いている

エンジニア採用が難しくなっている理由の一つ目が「エンジニアの慢性的な人手不足」です。遡ること10年以上、エンジニアの需要過多の状態が続いています。

東京労働局のWEBサイト「東京ハローワーク」では東京都の月別・職業別の有効求人倍率を公開しています。この調査によると、2023年10月の全職種における新規求人倍率は1.48倍となっているのに対し、IT技術関連の求人倍率は3.03倍と、職業全体平均の約2倍となっています。
また、Hybrid Technology社のWEB記事によると、エンジニアが不足している原因「 1. IT市場の急成長 」 「 2. 最新技術の習得の困難化 」「 3. エンジニアの高齢化と流動化 」「 4. IT業界の労働環境のイメージ 」の4つとしております。 この4つはどれも一朝一夕では解決できない問題であり、人手不足の状態は当面続くと思われます。

理由②:採用手段が多様化している

2つ目の理由は「採用手段の多様化」です。現在の採用手段の主流は " 採用媒体 " " 人材紹介 " " スカウトサービス" " リファラル採用 "などが挙げられます。そして個々の手段の中も多くのサービスが存在しております。これらの多様な手段とサービスを駆使して各社が採用活動を推進しています。

かつての中途採用業務で最も効率の良い採用手段は”人材紹介”でした。人材紹介会社のキャリアコンサルタントが求職者と企業のマッチングをしてくれるので、自社に合った人材を効率よく集めることができたからです。その反面、採用コストがかかりすぎるという課題がありました。人材紹介会社経由で採用する場合の手数料は年収の35%~40%が一般的、これは欧米と比べても非常に高い水準です。

人材紹介手数料は時々高騰化します。資金に余裕のある会社が手数料率を上げることで自社に良い人材を紹介してもらおうとするためです。エンジニアの獲得競争が激しくなると、年収の50%,70%さらに100%という契約を結ぶ企業が現れ、そのような企業に人材が流れていくようになります。人材紹介会社経由での採用は、高い手数料率・高い年収提示ができる企業優位の傾向が顕著となっていきました。

2010年頃からさまざまなスカウトサービスがローンチしこの10年で大きく広まりました。スカウトサービスは、人材紹介と比べてコストが安いだけでなく、IT技術により候補者とのマッチングが可能で、その精度日に日に進化をしています。その結果、人材紹介以外の採用手段として確立し、特にエンジニア採用においてはこれらのサービスを活用することが必須事項となっています。
しかし現状はとても多くのスカウトサービスが乱立していてシェアが拮抗している状態です。そしてこの現状が採用業務を難しくしている要因でもあります。

なお、アメリカはダイレクトリクルーティングサービスが転職活動の主力手段として確立しています。シェアNo1のLinkdInはシェア率が70%ほどと言われています。市場が成熟すれば狙いを定めやすくなりますが、日本の転職市場はまだ成長過程の段階と言えるのでしょう。

理由③:採用マーケティングの必要性が増している

3つ目の理由は「採用マーケの必要性の増加」です。競合との争いが強くなると、候補者の方を引き寄せるための取組を真剣に考えなければならなくなります。そのためには自社の採用強化を図るためのマーケティング戦略が必要になります。インターネットやソーシャルメディアの普及したことで企業はスピード感を持って自社のPR活動を行ったり、求職者と直接コミュニケーションを取った魅力づけができるようになりました。現在は各社がさまざまなマーケティング活動に乗り出しています。そして、素早く実行できる企業が、採用を成功に導いています。

ちなみにクリエーションライン行っている採用マーケティング活動の一例です。一つ一つの活動の質を高め採用競争力をもっと高めていけるようにチャレンジをしています。

採用競争力を高めるためには・・・

以上の理由によりエンジニア採用は難しくなっていると言われています。このような市場環境を踏まえたうえで、どうすれば自社が勝っていけるか・採用競争力を維持できるかを真剣に考える必要があります。
クリエーションラインでは、採用活動の成功のためには全社一丸となって採用活動を推進することが必要と判断しており、人事方針のうちのひとつに ”全員で採用、全員で育成 ” を掲げています。これから新たな事業方針の下で、採用活動の強化を図ろうとしているところです。こちらについてはまた別のブログにて紹介します。

Author

クリエーションラインでCHROとコーポレートチーム全体の統括をやっています。社会人を始めた頃はエンジニア、その後営業、そして人事を15年以上やってきました。コーポレート部門から会社を強くすること、CLの良いカルチャーを広めていくことにチャレンジしています。

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