JSTQB Foundation Level Extension シラバス アジャイルテスト担当者に合格しました

みなさんこんにちは、Agile CoE チームリーダーのいづいづこと伊藤いづみです。
北海道は連日の雪、雪、大雪でして、起床後最初にやることが朝ごはんでもなくトイレでもなく、雪かきの毎日で心が折れかかっています。
さて話は変わりますが、2025年10月〜2026年1月に実施された JSTQB Foundation Level Extension シラバス アジャイルテスト担当者(以後「アジャイルテスト担当者試験」)を受験し、無事合格したので所感をまとめます。
今回の受験期間は終了していますが、次回開催時の参考になれば幸いです。1
受験のきっかけ
受験のきっかけはXのこのポストです。

私はJSTQB Foundation Level(以後「JSTQB FL」)取得後、シラバスの内容を元にしたソフトウェアテストを体系的に学べる講座を社内外で実施していました。その時にいただく質問で圧倒的に多かったのが「アジャイル開発にテストをどう組み込むんですか?」という質問です。
ここについてはシラバスから得た知識と自身のアジャイル開発経験を合わせてレクチャーしていましたが、このような試験が開催されるのであれば自分の知識に厚みをもたせる意味で資格取得を目指してみようと思いました。
私のバックグラウンド
受験時の私の知識レベルや経験はだいたいこんな感じです。
- JSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level 資格試験に合格している
- JSTQBのシラバスを題材にして人にテストの知識を教えている
- アジャイルコーチ、スクラムマスターとして現場に入っている
この試験について
受験資格
アジャイルテスト担当者試験には下記の受験資格が定められていますのでご注意ください。2
- JSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level 資格試験に合格していること
- または、JSTQB (日本) 以外の Foundation Level 資格試験に合格していること
受けてよかった?
理由は、テスト担当者がアジャイル開発チームと一体になってプロダクトを開発していくためのチーム全体アプローチ3について、テスト担当者の視点で考えることができるようになったからです。
本試験を通じて品質のスペシャリストであるテスト担当者とアジャイル開発のスペシャリストである開発チームがそれぞれの役割と関わり方を理解して手を組み、品質を(テスト担当者のみではなく)全員の責務として捉えていくための知識を得られたと思います。
難易度と出題傾向
出題形式はJSTQB FLとほぼ同じ選択式問題です。
出題傾向についてですが「あなたがテスト担当者としてアジャイル開発チームにいる場合、目の前で起きている状態に対しどう判断するか?」という状況判断を問う問題が含まれています。それ以外はJSTQB FLと同じくシラバスの知識を問う問題が主で、体感としては「状況判断 : 3、知識問題 : 7」くらいだったと思います。状況判断問題の勉強方法は後述の「シラバスを読みながらディスカッションする」をご覧ください。
難易度はJSTQB FLよりも易しかったと感じました。
これは問題が簡単というより、私がJSTQB FL合格済みでテストの基礎理解があり、普段アジャイル開発にも関わっているからだと考えます。
アジャイル開発の経験の有無によって、難易度の感じ方が変わってくると思います。
勉強法
基本理解 : アジャイル開発の基本知識を身につける
シラバスの1章がここに該当します。それならシラバスを読めば良くない?と思うかもしれませんがアジャイルの全体像を理解するのには量が少なく、用語の補足がないため読みにくいかもしれません。ここはアジャイル開発関連の書籍を1〜2冊読んでみると良いでしょう。またスクラムガイドとアジャイルマニフェストは原理原則になる部分のため必ず目を通しましょう。(私はこの工程は飛ばしています)
状況問題 : シラバスを読みながらディスカッションする
実はこの勉強方法が一番役に立ったと感じています。
私は毎週1時間、他のアジャイルコーチとシラバスを1章ずつ読みながら「書いてあるこれってどういうことだろう?」「自分がテスト担当者だったら、この状況に対してはこう振る舞うと思うんだけど、そういう意味なんですかね?」という話をしていました。これがテスト担当者のシミュレーションになっていたので、状況判断問題に対しても「テスト担当者だったら何のために、どう振る舞うだろう」を考えて答えを出すことが自然とできる状態でした。
知識問題 : ChatGPTに4択問題出題してもらう
知識問題対策ですが、JSTQB FL受験のときは主にテス友を使っていました。
今回の試験ではChatGPTに以下のプロンプトとシラバスを添付して4択問題を出題してもらいました。便利な世の中ですね。
学習時間
学習時間はディスカッション時間が一番割合としては多く5時間、4択問題演習は2時間程度で10時間以下でした。
まとめ
JSTQB FLは「ソフトウェアテストの基礎知識を体系的に学ぶための試験」でしたが、アジャイルテスト担当者試験は「チーム全体アプローチをとるためにテスト担当者はアジャイル開発チームでどう振る舞うのか」が学べる試験でした。
私は普段テスト担当者として働いているわけではありませんが、試験を通じて「テスト担当者だとしたらどう振る舞うのか?」を考えることで、アジャイル開発現場にいる者として、テスト担当者をどう頼ればよいかの理解が深まったと思います。
長くなりましたがお読みいただきありがとうございました!
おまけ1:4択問題作成プロンプト
これは、JSTQB Foundation Level Extension シラバス アジャイルテスト担当者のシラバスです。。
これからJSTQB Foundation Level Extension シラバス アジャイルテスト担当者試験を受験するので模擬問題を作ってください。
まずこのシラバスを理解してください。
それからJSTQB Foundation Level の出題形式を「テス友」や「無料de試験:JSTQBテスト技術認定模擬試験」とほぼ同じ形で出題してください。
問題を出題する際はこのシラバスに書かれていることのみを情報源とし、想像や他サイトの情報は入れないでください
「与えたソースだけを元に問題を作成する」点ではNotebookLMが適切かと思いこちらでも試してみたのですが、結果としてはChatGPTのほうが実試験に近い問題を提示してくれました。
おまけ2 : JSTQBに関連するブログ
JSTQB Foundation Levelを受験してきたので勉強法や感想を共有します (受験記録)
JSTQB FLは、感覚でやっていたテストを体系的に学ぶのに最適な資格だった(2023V4.0)(受験記録)
JSTQB Foundation Level取得後の取り組み(取得後の社内での取り組み例)
- 2026/2/4 現在。 ↩︎
- 特定非営利活動法人ソフトウェアテスト技術振興協会のプレスリリースより。 ↩︎
- チーム全体アプローチ(Whole Team Approach):プロジェクトを成功させるために必要な知識とスキルを持つすべての人々を巻き込むこと。アジャイルテスティングの世界ではこのチーム全体アプローチを取っていくことが必要不可欠です。 ↩︎
