Engineering All Hands 2026に参加して学んだこと

1. 開催概要

2026年3月3日、横浜市開港記念会館を貸し切って「Engineering All Hands2026」を開催しました。

横浜市開港記念会館の大講堂

本イベントの目的は、

エンジニア同士で知見・学びを共有し、継続的に相互に学び合える状態をつくること

でした。

テーマは

「新たな技術革新の時代へ向き合う ― 未来思考 ―」

生成AIをはじめとする技術革新が加速する中で、僕たちはどのように技術と向き合い、組織として進化していくのか。その問いを軸に、朝10時から18時のクロージングKeynoteまで、8トラック並列でワークショップを含めると合計47セッションという過去最大級の規模で実施しました。

終了後は横浜中華街へ移動し、約80名が参加する懇親会を開催。全国から集まったメンバー同士が活発に交流する貴重な時間となりました。

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1参加者として、組織のリーダーとしての学び

― 未来思考をどう自分ごとにするか ―

8トラック並列という挑戦的な構成でしたが、終わってみると「やってよかった」「セッションに参加してよかった」と心から思える一日でした。

今回のレポートでは、全体総括ではなく、
僕自身が1参加者として、組織のリーダーとしてのどんなことを感じ、学んだのかを整理してみます。

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2. 未来思考とは「前提を疑うこと」かもしれない

AIDDの話、レガシーシステム刷新プロジェクトの話、セマンティックレイヤーの話。
一見バラバラのようで、共通していたのは、

「今の前提は、本当に今でも正しいのか?」

という問いだったように思います。

特にレガシーリプレイスプロジェクトのふりかえりセッションで、

  • 100人規模で2年かけた構想
  • しかし今なら20人規模で再設計できる可能性

という話を聞きながら、

「技術の進化」よりも設計思想の再定義に衝撃を受けました。またビジネス設計自体も積極的に見直しをしていかないと変化に対応できないという強い危機感を抱きました。

もしかすると僕は、過去の成功体験を前提に物事を考えすぎているかもしれない。

そう感じました。


3. 組織知は、想像以上に暗黙知になっている

セマンティックレイヤーの話を聞きながら、

「これは単なるデータの話ではないな」と思いました。

業務知識や暗黙知を登録しておくことで、自然言語から業務文脈を理解できる。

それは、暗黙知が構造化されていないと、AIも活きない

ということ。

僕らの組織を思い浮かべました。

  • どれだけの知見がSlackの奥に眠っているか
  • どれだけのノウハウが属人化しているか
  • どれだけ「知っている人に聞く」構造のままか

リーダーとして、「知っている人がいる」ことに安心していなかったか。

少し反省をし、行動していく必要があると認識することができました。


4. 「全部やる」は優しさではない

CL Dojo(教育制度)のセッションも、個人的に刺さりました。

CLは多様な案件、幅広い技術領域が強みです。
でもその裏側で、育成はどうしても広がりやすい。

そのときに出てきた、

「やらないことを決める」

という言葉。

僕は普段、メンバーの可能性を広げたいと思うあまり、選択肢を増やすことを善だと思っていた部分があります。

でも本当にそれは、集中を妨げていないだろうか?

広げることと、育てることは違う。

そんなことを考えさせられました。


5. 「まず使ってもらう」という勇気

UXの話、工場での定着の話。

共通していたのは、

最小で届ける

という姿勢でした。

本当に価値があるのは、使われること。

これはプロダクトだけでなく、社内施策にも当てはまるなと感じました。

「正しい設計」よりも「実際に動くこと」。

自分自身の意思決定を振り返るきっかけになりました。


6. ワークショップで感じた“空気”

今回は個別参加というより、いろいろなワークショップを見て回りました。

どの部屋にもあったのは、

「良くしたい」という空気。

これが、一番嬉しかったです。

組織としてまだまだ課題はある。でも、改善しようという意思がある。

リーダーとしてやるべきことは、何かを強く押し進めること以上に、この空気を守ることなのかもしれない。そんなふうに思いました。

AI-DLCワークショップの様子


7. 僕自身がこれから意識したいこと

あくまで僕個人のメモですが、今回の学びから、意識してみたいことを挙げてみます。

  • 「今の前提は本当に最適か?」を問い続ける
  • 属人化している知見を1つでも構造化する
  • 完璧を目指しすぎず、小さく試す
  • 育成において“広げる”より“絞る”視点を持つ

大きな改革ではなく、日々の意思決定の質を少し変える。

その積み重ねが、未来思考につながるのかなと思っています。


8.最後に

8トラック並列は、正直挑戦だったと思いますが終わってみて感じたのは、

クリエーションラインには、
学びたい人がいて、
共有したい人がいて、
良くしたいと思っている人がたくさんいる。

それはとても心強いことでした。

この一日をイベントで終わらせず、それぞれの現場で、少しずつ形にしていければと思います。

僕自身も、まずは手を動かします👍

懇親会で、酔っ払いながらも何かを伝えようと頑張っている人w

Author

クリエーションラインの代表。技術は好きだけど、それ以上に人が好き。顧客やメンバーとどんな未来が描けるのかを考えながら日々ワクワクしています。
休日は妻&息子と過ごす時間を大事にしています。家族との何気ない日常が僕のエネルギーの源です!

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