CCAF 試験合格記 : 勉強法、試験当日、私が感じたこと

最近、Claude Certified Architect — Foundations(CCAR-F / CCA-F) 試験に 798 / 1000 のスコアで合格しました。この記事では、勉強方法、試験当日の流れ、終了後に何が届くかを書きます。

クイックリファレンス
| 試験名 | Claude Certified Architect — Foundations(CCAF) |
|---|---|
| 公式ページ | Anthropic Partners — CCAF 認定 |
| 問題数 | 60問(多肢選択) |
| 時間 | 120分 |
| 監督 | Pearson VUE(オンライン) |
| 受験料 | 125ドル(旧 ProctorFree 時代は99ドル) |
| 合格ライン | 720 / 1000 |
| 私のスコア | 798 / 1000 |
新リビジョンで変わったこと
CCAF 登場当初は ProctorFree という別の監督アプリを使い、Anthropic の Skilljar 上で登録する流れでした。当時は Skilljar に 公式模擬試験 もあり、合格後は 証明書(certificate) が発行されていました。
現在のリビジョンでは、次の点が変わっています。
- 監督は Pearson VUE — 多くの業界資格と同じベンダーです。
- 受験料は125ドル — 以前の99ドルから値上げされています。
- 公式模擬試験は提供終了 — 新リビジョン以降は受けられません。
- Credly バッジで交付 — 以前の証明書ではなく、デジタルバッジ形式です。
勉強方法
公式認定ページ、Anthropic Academy のコース、サードパーティ教材を組み合わせて勉強しました。
1. 公式認定ページと試験ガイド
Claude Certified Architect – Foundations Certification(Anthropic Partners Skilljar)が試験の登録・購入(125ドル)の入口です。Exam Guide(PDF) へのリンクもここから辿れます。試験ガイドが勉強の軸 — 5つのドメインに対応しており、用語暗記ではなく本番シナリオを想定した設計判断が求められる、という Anthropic の前提が書かれています。受験前に試験ガイド、認定規約、試験ポリシーもこのページから確認してください。
2. Anthropic Academy のコース(Skilljar)
Anthropic Skilljar で、試験範囲と重なる無料コースを4つ修了しました。
- Building with the Claude API
- Claude Code in Action
- Introduction to Agent Skills
- Introduction to Model Context Protocol
API のツール利用、Claude Code のワークフロー、エージェントスキル、MCP をカバーしており、本番試験でもよく問われる領域です。
3. コミュニティ製スタディガイド(GitHub)
paullarionov/claude-certified-architect のコミュニティ教材も使いました。多言語のスタディガイド(日本語版あり)、シナリオ形式の問題、主要ドメイン向けの実践演習、間隔反復用の Anki デッキがまとまっています。公式ガイドの補完として特に有用で、ツール設計、MCP 連携、構造化出力、コンテキスト管理あたりのパターンを反復するのに向いています。
4. Udemy の模擬試験
Udemy の模擬試験で問題形式と時間配分に慣れました。時間制限のなかで判断を迫る練習には役立ちますが、サードパーティ教材が本番のニュアンスをすべてカバーするわけではありません。
5. 公式模擬試験(現在は受験不可)
Skilljar でまだ提供されていた時期に、Anthropic の 公式模擬試験 も受けました。本番に最も近いプレビューでしたが、本番の方が明らかに難しかった です。トレードオフの粒度が細かく、明らかに間違いと分かる選択肢が少なめでした。重要: 新リビジョン以降、この模擬試験は 提供されていません。
登録と日程調整

Step 1: Anthropic で登録・支払い
公式認定ページ(Anthropic Partners Skilljar)から試験に登録し、支払いました。Checkout はシンプルで、料金を払えば登録完了の確認が取れます。
登録時の受験料: 125ドル。
Step 2: メールが2通 — 2つのシステム
支払い後、2通の別メール が届きました。
Anthropic からのメール
支払いが完了した ことの確認です。Anthropic 側への登録が正式に通った、というレシート的な内容です。
Pearson VUE からのメール
日程調整の鍵はこちらです。内容は次のとおりでした。
- ユーザー名
- 仮パスワード
これらは Pearson VUE ポータル 用の認証情報で、Anthropic Academy とは別です。このメールは捨てずに保管しておき、ログインして日程を取るのに使います。
Step 3: Pearson にログインして日程を取る
メールのユーザー名と仮パスワードで Pearson VUE にログインし、指示に従ってパスワードを設定しました。
そのうえで 試験日程を予約 できます。
日程調整で気づいた点:
- 近い日付の枠は少なかった。 予約した時点では、直近で取れる枠はごくわずかでした。特定の日に受けたいなら、ギリギリまで待たない方がよさそうです。
- 試験日前に任意で システムチェック もできます。本番と同じマシン・ネットワーク・Webカメラで事前に走らせましたが、問題は出ませんでした。
試験当日 — チェックインと部屋の確認

試験当日、Pearson のフローではタイマーが始まる前に段階的なチェックインがあります。在宅テストより手順が多いです。私が踏んだ順番は次のとおりです。
システムチェック
Webカメラ、マイク、接続を確認します。事前のシステムチェックも、当日のチェックインも どちらも問題なく通過 しました。
本人確認書類の写真
公的身分証 の写真を撮ります。手元に用意し、文字がはっきり読める状態にしておくこと。反射とボケが典型的な失敗原因です。
顔写真
顔 の写真も撮ります。事前に知っておきたい点:この写真は試験後のスコアレポートに載ります。 気になる場合は、照明の良い場所で撮影してください。
部屋の撮影 — 4方向
部屋を 4方向 から撮影するよう求められました。試験を受ける机の正面、背面、左、右です。
目的は、私物や不正な資料のない、明確で私的な受験環境であることを示すことです。
常時ビデオ録画
チェックインが終わると、試験セッション全体がビデオ録画 されます。120分ずっとカメラ越しに見られている前提で臨むのがよいです。
チャットとホワイトボード(利用可能だが未使用)
Pearson には監督者とやり取りする チャット と、試験画面内の ホワイトボード もあります。私はどちらも使いませんでしたが、途中で手続き面で詰まったときの逃げ道として用意されています。
試験本体
チェックインが終わると、試験が始まります。
| 時間 | 120分 |
|---|---|
| 設問数 | 60問 |
| 形式 | 多肢選択 |
模擬試験との難易度
本番は、公式模擬試験や Udemy の問題集を含め、使った 模擬試験より難しかった です。
設問の感触
超実践的なシナリオベースの設問
もう一つ強く印象に残ったのは、設問が実際のプロダクト開発の現場をかなりリアルに想定して作られているということでした。単なる机上の空論を答えるわけではなく、実際にプロダクトを設計・リリースしようとしているアーキテクトの視点に立たされる感覚です。特に今回は、以下のシナリオが頻出でした。
- カスタマーサポートのエージェント: 自律型の課題解決ボットの構築に関する複雑な問題がいくつか出ました。特に難しかったのは、主に安全性と信頼性の担保についてです。プロンプトによる確率的な制御に頼るべき場面と、プログラムによる厳密な制御が絶対に不可欠な場面をどう見極めるかが問われました。
- コード生成と開発ワークフロー: Claude Codeの設定に関する問題がいくつか出題されました。
CLAUDE.mdの階層構造のニュアンスや、カスタムスキルのフロントマター、さらにはコンテキストを肥大化させずに自動化されたCI/CDパイプライン上でいかに安全にClaudeを組み込むか、といった深い理解が必要でした。
こういった非常に具体的なエッジケースを題材にしているため、一般的な選択式テストというより、実務のシステム設計レビューをやっている感覚に近いです。公式ドキュメントを丸暗記したところで太刀打ちできません。本番環境でこれらのアーキテクチャがどう動き、そして「どう壊れるのか」について、自分の中にしっかりとしたイメージを持っている必要があります。

各問 4択 です。多くの問題では 2つは自信を持って消せた — 明らかにアーキテクチャとして誤っている、本番では成立しない選択肢でした。問題は 残り2択 です。どちらも plausible で、正解を選ぶには暗記より 微妙なトレードオフの判断 が必要でした。「半分消して、残りで悩む」というパターンが続いたので、消し線機能 の重要性は想定以上でした。
消し線機能
インターフェースには 消し線(strikeout) 機能があり、消したい選択肢に線を引けます。地味に見えますが、最後に フラグを付けた問題を見直す ときに本当に役立ちます。すでに除外した選択肢を失わず、残り2択に絞って再検討するのに使いました。
時間配分
120分で60問なので、平均 1問2分 程度です。シナリオの読み込みに時間がかかる問題もあれば、すぐ判断できる問題もあります。序盤で1問に時間を使いすぎず、フラグを付けて後回しにする方がよいです。
結果 — スコアレポートと Credly バッジ
スコアを待つ日数はありません。提出直後 に Pearson が スコアレポート を生成します。
私のレポートには次が載っていました。
- 総合スコア:798 / 1000(合格ラインは720)
- ドメイン別の正答率 — 各コンピテンシー領域でのパフォーマンス
合格してもドメイン別の内訳は有用です。強かった領域と、想定以上に問われた領域が分かります。再認定を考えるなら、スクリーンショットを残しておく価値があります。
証明書 → Credly バッジ
6月以前の仕組みでは、合格者に 証明書(certificate) が発行されていました。それは変わり、試験日の後に Credly バッジ が届きました。多くのベンダー資格で使われている標準的なデジタル認定形式です。Credly からメールが届き、バッジを受け取って LinkedIn などで共有する流れになります。
参考リンク
- 公式 CCAF 認定ページ(Anthropic Partners Skilljar)
- Anthropic Academy
- Claude Certified Architect スタディ教材(GitHub)
最終更新:2026年7月8日。受験料、監督ベンダー、各種ポリシーは変更される可能性があります。登録前に 公式認定ページ で最新情報を確認してください。
