【エンジニア新卒研修の裏側】「社会人基礎×技術×チーム開発」全社で挑んだ3ヶ月の成長の軌跡

こんにちは!人事総務Team の辻です。
CLでは毎年、新卒エンジニアを迎えるにあたって、単なるプログラミング学習にとどまらない様々な新入社員研修を実施しています。
今回は、「CLがどのように新卒エンジニアを育てているのか」について、今年度の研修の裏側を大公開します!

今年の研修は大きく分けて「社会人基礎」「技術(インプット)」「技術(チーム開発と人との関わり)」の3つの軸で進行しました。

社会人基礎:組織人として自走するための土台づくり

エンジニアとしてのスキルを積む前に、まずは「社会人・組織人として働くための土台」を作ることが重要です。
研修の最初のステップでは、CLのカルチャーや大切にしている考え方を直接伝えるため、人事メンバーが自ら企画・登壇する内製の人事研修を行いました。

【具体的な取り組み】

  • 働く上でのマインドセット構築
    学生から社会人への意識の切り替えを行い、組織の中で自走するための考え方や姿勢を体系的に学びました。
  • MBTIを活用した自己・他者理解
    フレームワーク(MBTI)を取り入れ、同期同士のコミュニケーションスタイルの特徴や違いを相互理解するワークを実施。これが後々のチーム開発において、「互いを尊重し補完し合う」ための重要なベースとなりました。


技術(インプット):モダンな開発環境とAI駆動開発の体験

基礎研修を終えると、次はエンジニアとしてのコアとなる技術インプット(7days技術研修)です。
「開発環境の構築からアプリ開発、クラウドインフラへのデプロイまで」の一連の流れを、ハンズオン形式で一気に駆け抜けました。

【具体的な技術スタックと学び】

  • 要素技術:Dev Container, Python, TypeScript, MongoDB
  • インフラ・CI/CD:Terraform, GitHub Actions
  • 最新のAI駆動開発:Cursorなどの生成AIツールを活用したコーディング

    単なるローカル環境での実装にとどまらず、デプロイや自動化まで含めた本番レベルの開発プロセスを自分たちの手で構築。「誰かがエラーで困っているときは、メンバー全員で助け合って解決する」という協力体制が、この段階から自然と生まれていました。

技術(アウトカム、チーム開発):スクラム実践と「納得の配属」へ向けた対話

研修のメインイベントであり、最も新卒が成長を遂げたのが、スクラムを取り入れた「チーム開発(PBL:Project Based Learning)」と、配属に向けた「ようこそCL研修」です。
ここでは、「コードを書く」だけでなく、「人や組織とどう関わって価値を生み出すか」を徹底的に学びました。

リアルなスクラム開発での試行錯誤

チーム開発では、社内で実際に使われる「アサイン可視化ツール」の開発に取り組みました。ステークホルダーへのヒアリングを通して潜在的な要望を抽出し、実践的な要件へ落とし込みながら開発を推進しました。

AIツールの活用と「チームルールの共通化」

Cursorの導入により実装速度は爆発的に上がったものの、「AIが生成したコードでレビュー負荷が跳ね上がる」という壁に直面しました。
そこでメンバー自ら立ち止まり、「Cursor Rules」としてテスト方針やコーディング規約を明文化。巨大化しがちだったプルリクエスト(PR)も機能単位で細かく分割するなど、最新ツールを使いこなしながら「チーム全体で品質を保ちレビューしやすい開発プロセス」を工夫して構築していきました。

ステークホルダーとの対話(MustとWantの切り分け)

スプリントレビューにおいて、当初は「自分たちの作った機能を見せるだけ」になりがちでした。
しかし経験を積むにつれ、「その機能は本当に現場で使えるのか?」「ユーザーの要望はMust(必須)かWant(あったら良いな)か」を自ら深掘りしてヒアリングできるようになり、インクリメント(成果物)がもたらす価値の質が劇的に向上しました。

組織を知り、繋がりを広げる「ようこそCL研修」

研修の最終盤の6月には、約3週間かけて社内の各チームを順番に巡る「ようこそCL研修」を実施しました。
各チームの役割や業務内容を理解し、配属先を超えた社内ネットワークを広げるとともに、現場での交流を通して互いの強みや期待値をすり合わせる大切な期間です。

チーム巡回による事業の全体像の把握

各チームの業務内容を学び、定例会議やペアワーク・モブワークに同席。会社全体としてどのように顧客へ価値を届けているのか、その全体像を現場のリアルな空気感の中で体感しました。

EMやチームメンバーとの1on1

各チームのEM(エンジニアリングマネージャー)や現場メンバーと広く対話の機会を設けました。
マネージャーとの期待値のすり合わせから、メンバーとの実務に関する情報交換や気軽な雑談まで、多角的なコミュニケーションを実施。こうした関わりを通して、配属後に働くイメージの解像度を大きく高めると同時に、いざという時に頼れる社内ネットワークを築くことができました。

バディ制度による伴走サポート

先輩社員が「バディ」として寄り添い、新卒メンバーが安心してなんでも話せる関係性を大切にしています。技術的な疑問はもちろん、日々のちょっとした悩みやキャリアについても本音で相談できる心強い存在です。
日々の対話を通して困りごとを一緒に解決したり、新たな視点から自分自身の軸を見つけるきっかけとなっています。

このように実務での交流や対話を重ねることで組織への理解を深め、新卒メンバーが安心して現場のチームへ合流できる土台を整えています。

おわりに

クリエーションラインの新卒研修は、ただ技術を教えるだけでなく、「社会人としての土台」「モダンな技術」「アジャイルで進めるチーム開発と周囲を巻き込む力」の3つを掛け合わせることで、自立したエンジニアを育成しています。
チーム開発研修の最終スプリントでは、ステークホルダーから「実際に現場で使い始めることができるレベル」と評価されるまでに成長してくれました!

これからもCLでは、技術を楽しむ情熱と、「一人ひとりに寄り添い、共に育つ」文化を大切にしていきます!

新規CTA