GitLab 18.4 製品アップデートニュース #GitLab #GitLabjp

製品アップデート
2025年9月18日にリリースされたGitLab 18.4の製品アップデートをお知らせします。同月に追加された24の改善点のうち、主なものを抜粋して紹介しています。この内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。
本リリースでは、Duo Agent Platform ベータ版の第三弾として、また多数の機能が Duo Agent Platform に追加された他、CI/CD周辺に強力な機能追加があります。お楽しみください。
機能追加
GitLab Knowledge Graph
Knowledge Graph はコードベース全体のファイルや定義をマッピングすることでコンテキストを強化し、Duo エージェントがローカルワークスペース全体にわたる関係性を把握できるようにします。これにより、複雑な問いに対して、より高速かつ正確な応答が可能になります。
今回の Knowledge Graph のリリースはローカルコードのインデクシングに焦点を当てています。CLI はコードベースを、RAG(Retrieval-Augmented Generation)向けのライブで埋め込み可能なグラフデータベースへと変換します。ワンライナーのスクリプトでインストールし、ローカルリポジトリを解析し、MCP 経由で接続してワークスペースに関するクエリを実行できます。
Knowledge Graph プロジェクトのビジョンは二つあります。(1) 開発者が今日からローカルで動かせる活発なコミュニティ版を構築すること。(2) それを基盤として、将来 GitLab.com およびセルフマネージド環境に完全統合された Knowledge Graph サービスを実現することです。
この機能は現在ベータ版です。フィードバックは issue 160 でお寄せください。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版)

異なるブランチに対するCI/CDパイプラインシミュレーション
これまでは、パイプラインエディタの「検証」タブで変更を検証する際、シミュレーションはデフォルトブランチに対してのみ実行可能でした。本リリースでこの機能が拡張され、任意のブランチを選択してパイプラインをシミュレートできるようになりました。
この改善により、パイプラインのテストと検証の柔軟性が向上します。安定版ブランチやフィーチャーブランチなど、さまざまなケースでパイプラインが期待どおりに動作することを確認できます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版)

その他にも便利な機能追加がありました
詳細はリンクをご覧ください。
GitLab Duo 関係の機能追加
- GitLab Duo モデル選択機能が一般公開 (Premium以上)
- エンドユーザーによる Duo Chat のモデル選択 (Premium以上, GitLab.com)
- GitLab Duo コンテキスト除外機能 (Premium以上)
- グループとアプリケーションに対するDuoコードレビューの自動化 (Premium以上, GitLab.com)
- エージェント型チャット カスタムエージェント (ベータ版, Premium以上) (ドキュメント)
- パイプライン失敗時の修正フロー (ベータ版, Premium以上) (ドキュメント)
- カスタムエージェントとフローのAIカタログ (実験的, Premium以上) (ドキュメント)
その他の機能追加
イベントのお知らせ CLmeetup #41

10月29日(水)19:00〜
クリエーションライン本社@秋葉原+Zoom
「AI駆動・継続的サービス開発プロトタイプの壁を超える」- AIオーケストレーションの未来-GitLab Duo Agent Platformとは -
生成AIを“部分最適の相棒”で終わらせず、計画~実装~レビュー~運用の開発コンテキストを1か所に寄せて回すという考え方を、GitLab Duo Agent Platformのデモを交えて共有します!
プロトタイプから継続的なサービス開発へつなげていくためのヒントと、コンテキスト統合が精度やチーム速度にもたらしうる利点を、具体的なイメージとして持ち帰っていただく内容をお届けします!
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