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[和訳] Microsoft Igniteにおける、コンテナとWindows Severアプリの移行についての質疑応答 #docker #azure

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本稿は What We Heard About Containers and Windows Server App Migration at Microsoft Ignite (2018/10/2) の和訳です。

Microsoft社のコーポレート・バイス・プレジデントであるErin Chapelle氏が今年6月に行われたDockerConでWindowsコンテナの未来について発言して以来、Windows Server 2019の正式版への期待が高まっています。そして9月にオーランドで開催されたMicrosoft Igniteカンファレンスでは、次のことが発表されました。

Microsoft Igniteは私たちにとって、多種多様な企業とコンテナ化について話し合えるすばらしい機会でした。その主題は、わずか15か月以内にサポートが終了してしまうWindows Server 2008で現在も実行している多数のアプリケーションについてどうすべきか、というものでした。

Microsoft Igniteで多くあがった質問を次にまとめました:

Q: レガシーなWindows Serverアプリケーションは、どのような課題を抱えていますか?

A: レガシーなアプリケーションにはいくつかの課題があります:

  • OS、アプリケーション、その他のコンポーネント間の依存性が簡単に壊れてしまいます。
  • 当初の開発者の転職などでナレッジが失われてしまいます。
  • レガシーな.NETアプリの7割は、いまだに古いWindows Server 2003または2008でなければ実行できなかったり、それらの上で実行することが前提となってしまっています。

Q: Dockerコンテナは、パブリッククラウドの唯一の技術ですか?

A: クラウドを構成する技術の中で最も成長著しいのがコンテナ技術です。そしてコンテナは、クラウド移行への第一歩を踏み出すためにもよく利用されています。Jabil Circuit社をはじめ、GE Digital社やLindsay Corporationなどは、コンテナおよびDocker社のコンテナプラットフォームであるDocker EEを活用して、Microsoft Azureクラウドへワークロードを移行したDockerの代表的なユーザ企業です。コンテナには可搬性があり、オンプレミスからクラウドへ移行したり、両者を組み合わせたハイブリッドなクラウドへのデプロイも可能です。オンプレミス上のワークロードをコンテナ化することは、Windows Server 2003や2008からWindows Server 2016や2019環境などへ移行するための素晴らしい方法です。

Q: Kubernetesで.NETフレームワークのワークロードを実行することは可能ですか?

A: Windows Serverコンテナは、Kubernetesプロジェクトにおいては現在ベータ機能です。Windows Server 2019のリリースと、Kubernetes v1.13におけるWindowsワーカーノードのサポートがされたとしても、KubernetesのWindows ServerサポートはWindows Server 2019に限られるでしょう。また、Windowsユーザの認証はKubernetesにおいて課題となる可能性があります。特にIntegrated Windows Authentication (IWA) を使用しているレガシーアプリケーションにとっては難題となるでしょう。

Docker EEは現在、KubernetesおよびDocker Swarmを搭載して出荷しています。Swarmはこれまでおよそ18か月間、Windows Serverワーカーノードをサポートしてきました。KubernetesがWindowsコンテナ向けのサポートをリリースする際には、私たちはDocker EEの本番環境でWindowsコンテナをサポートする予定です。私たちは今年のDockerConサンフランシスコにおいて、Windowsサポートのデモンストレーションを行いました。

Q: Windows Server 2008のアプリケーションにとってコンテナは、VMをAzureにリフトアンドシフトするよりも良い方法ですか?

A: オンプレミスからAzureにVMをリフトアンドシフトすることで、追加のセキュリティアップデートを数年間受け取ることができるかもしれませんが、それは単なる時間稼ぎにすぎません。

いずれアプリケーションはモダンなインフラストラクチャへの移行が必要になります。単一のアプリケーション用のVMのために、パブリッククラウド全体の費用を支払うことは当面続く高い費用となります。そしてアプリの移行および書き直しと再ホストに要する手続きは、数年ごとに必要となり時間も取られます。Docker EEを用いたアプリケーションのWindows Serverコンテナへの移行は、たった1度だけで済みます。

Q: 大量の伝統的なアプリケーション環境に対して、コンテナはどのような対応を行うのですか?

A: Docker EEは、大きさに関わらずアプリケーションポートフォリオに対応するための総合的なソリューションを提供しているので、数百〜数千という大きな数のアプリケーションにも対応できます。

  • プラットフォーム: Windows ServerおよびLinuxコンテナを共存して完全にサポートする本番環境向けの唯一のコンテナプラットフォームです。
  • ツール: .NETアプリの変換を自動化しデプロイを加速するための専用ツールを提供します。
  • 方法論: レガシーな.NETアプリケーションのコンテナ化に対する検証済みの手段と専門知識があります。

Docker EEは、レガシーアプリケーションのコンテナ化のための実地検証済みの手段および計画を提供することで、期限内に移行するお手伝いをします。今後のブログ記事では、これらの質問についてより詳細な回答を述べたいと思います。

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