もう記事制作に1日かけない。ClaudeのSkillsを活用してインタビュー執筆を『仕組み化』した具体的手順

コードは一行も書いていません
マーケティングチームのリーダーをしている近藤です。
エンジニアが多い会社にいるせいもあって、社内でAI駆動開発関連の話題を耳にする機会は多く、よくイベントの運営などもやらせてもらっています。
そんな環境の中、コードは書かないですが、自分の業務に合った形で「使ってみたいな」という気持ちがずっとありました。しかし、なかなか踏み出せていませんでした。
そんな私が、いまさら感がありますが、Claudeの「Skills(スキルズ)」という機能を試してみました。
今の業務ではWebサイトのコンテンツを作成する事が多いのですが、それなりに時間がかかるものとして、社員インタビュー記事がありました。
今回のSkillsを試したところ、これは制作フローが大きく変わりそうだなという実感を持ちました。
かかった時間は、これまでの約8時間ぐらいが3時間ほどになったと思います。
この記事では、その体験を正直に書き残しておこうと思います。
Skillsって何?という方へ
まず、Claudeの「Skills」について簡単に説明します。
Skillsとは、Claudeに「この作業のやり方を覚えておいて」と教えることができる機能です。たとえば「うちの会社の社員インタビュー記事は、こういう構成・こういうトーンで書いてね」という型を登録しておくと、次からはその型を呼び出して使いまわせるようになります。
料理で言えば、「レシピを保存しておく」に近いイメージ。呼び出すときは /employee-interview のように打ち込むだけ。それだけです。
※これもClaudeに聞いたものです。
やってみたこと:インタビュー設計から記事生成まで
今回試したのは、社員インタビュー記事の制作フローをSkillsで仕組み化する、というものです。手順を順番に書くと、こんな流れでした。
- Skillsを作成する
- Claudeに「こういう記事を書くスキルが欲しい」と伝え、サンプルのインタビュー記事URLをいくつか貼り付けます。すると、Claudeがその記事の文体・構成を読み取って、Skillsとして登録してくれます。
- 別のチャットでSkillsを呼び出す
- 作成したSkillsを
/employee-interviewと入力して呼び出すと、インタビュー記事作成モードが起動します。「フェーズ1:インタビュー設計」「フェーズ2:実施サポート」「フェーズ3:記事生成」と段階が出てくるので、必要なフェーズを選んで進んでいくだけです。
- 作成したSkillsを

- インタビューの質問票を自動で作ってもらう
- フェーズ1で対象者のプロフィール(今回は自分自身)を入力すると、その人に合わせた質問セットと進行タイムライン(75〜90分構成)が自動で出てきました。

- Google Meetでインタビューを実施、文字起こしデータをClaudeに貼り付ける
- 実際にインタビューを行い、Meetの文字起こし機能(自動で会話を文字にしてくれる機能)で記録。そのテキストをClaudeに渡します。
- 今回はあえて素人である家族にインタビューしてもらいました。
- フェーズ3で記事を生成する
- 文字起こしデータをもとに、Claudeが記事の下書きを出力。あとは微調整するだけです。
感心した瞬間が2度ありました
1度目は、質問票を作ってもらったときです。
対象者として「ベテラン・リーダー」を選んだのですが、もともと私はこのSkillsを「中途採用者や新卒向け」として想定していました。ところが選択肢に「ベテラン・リーダー」も入っていて感心しました。しかも出てきた質問が、「辞めようと思ったことはありますか?」「CLで長く働き続けている理由を正直に話してもらえますか?」など、かなり核心を突くもので、「コンテンツとして興味を持ちそうなものを理解して設計しているな」と感じました。

2度目は、記事が出てきたときです。
インタビューの文字起こしは、正直かなり荒削りでした。「えーと」「あの」が混じり、話が行ったり来たりしている部分も多い。それが記事として出てきたとき、サンプルのインタビュー記事のような形でちゃんと読み物になっていた。見出しの構成も、自然な流れになっていました。
画像もAIで
今回はお試しというのもあり、インタビューをしている写真は撮っていません。
趣旨からは脱線しますが、画像もAIで作成しています。
私が撮影してもらった写真はそのままですが、その画像からインタビュー風のものを画像生成ツールであるnano bananaを使用して生成しています。
出来上がった記事はこちらです。
同じようなことを考えている方へ
今回のようなインタビュー記事の制作などは、構成の型が決まっているわりに毎回ゼロから考えることも多く、時間がかかりやすい作業です。
それをフローに沿って選択していくだけで効率よく進んでいきました。
「AIは自分には関係ない」とまだ思っている非エンジニアの方がいれば、この記事が少しでもヒントになればと思います。
Skillsの作り方は、むずかしくありません。「こういう記事を書いてほしい」「こういう型でやりたい」をClaudeに伝えるだけでした。わからないことも別チャットでClaudeに聞いてしまえばよいです。一度作ってしまえば、チームで共有して使いまわすこともできるなと思いました。
まずは自分の業務の中で「毎回同じような手順を踏んでいるな」と感じる作業を一つ思い浮かべてみてください。そこから始められると思います。
これからも自分の業務でどんどん試していこうと思います。
