CL All Hands 2026 in 宮古島 〜常識を超えていけ。台風とともに掴んだ進化〜


はじめに

クリエーションラインには毎年、全社員が一堂に会する「CL All Hands(以下、CAH)」という特別なイベントがあります。2023年の神奈川県三浦2024年の富山2025年の沖縄に続き、2026年の舞台は宮古島。私たちのメンバーは東京だけでなく、北海道から沖縄まで日本各地に散らばり、フルリモートを前提に働いています。普段は画面越しにつながる仲間が、年に一度、同じ場所に集い、同じ景色を見て、同じ体験から同じ学びを得る。その「一体感」を育むことが、CL All Hands の何よりの目的です。

アジャイルやAI/LLM、スタートアップ支援(投資)の最前線で価値を生み出す私たちにとって、技術と同じくらい大切にしているのが、この「人と人との信頼」です。効率だけを考えれば全てをオンラインで完結できる時代に、私たちがあえて全員で一つの場所に集まることを選び続けているのは、そこにこそ、いい仕事を生み出す土台があると信じているからです。

2026年6月24日(水)から26日(金)まで、私たちは「CL All Hands 2026 in 宮古島」を開催しました。今年のテーマは 「常識を超えていけ」。掲げたのは、自己開放と自己変革、そして一体感の進化です。日常から離れたこの島で、一人ひとりが自分の殻を破っていく──運営メンバーが半年前から準備に準備を重ねてきた、私たちにとってかけがえのない時間でした。

しかし今年は、始まる前から大きな試練が私たちを待っていました。


台風7号、直撃の知らせ

開催の直前、ニュースが飛び込んできました。大型の台風7号が、期間中の25日から26日にかけて宮古島を直撃するというのです。

CL All Hands 2026 台風情報

自ら手をあげこのイベントの運営メンバーになってくれたメンバーは、この日のために、半年前からコンテンツを練り、ホテルを調整し、懇親会の会場を押さえ、数えきれないほどの努力を積み重ねてきました。それでも、自然の前では人の計画など小さなものです。台風の進路によっては、26日の帰りの便が欠航するかもしれない。欠航が続けば予約が殺到して航空券が取れなくなり、宿泊が延び、費用も労力もかさんでいく。運営メンバーからも「どうすべきでしょうか」と相談がありました。正直に言えば、私自身も大いに迷いました。

社内も混乱していました。メンバーには、それぞれ大切な家族がいます。心配する声があるのは、当然のことです。

私は、社内に向けて一つのメッセージを投げかけました。

正解のない問いに、「どちらかが正しい」と問うのでなく、一人ひとりの判断を信じて任せる。すると、ざわついていた社内の空気が、すっと落ち着いていきました。どちらの選択に対しても前向きな空気になった瞬間でした。

後から思えば、この一連のやり取りそのものが、私たちが大切にしている文化の縮図でした。正解のない状況で、立場や役職に関係なく一人ひとりが自分の頭で考え、判断する。リーダーはその判断を信じ、最終責任を引き受ける。──これは、お客様と向き合う日々の現場でも、私たちがまったく同じように大切にしていることです。


1日目 ── キラキラした笑顔と、ファンキーフラミンゴの夜

24日の朝、集合時間に集まったメンバーは、みんな本当にキラキラとした笑顔を見せてくれました。「楽しんでいきましょう!」。その表情を見て、私は心からうれしくなりました。迷いを越えて、自分の意志でここに立っている人の顔は、こんなにも輝くのだと。

幸い、台風はまだ宮古島には到達しておらず、私たちは無事に島へ降り立つことができました。まだ晴れ間がのぞくうちに、第一便で着いた東京組は「この限られた時間を、より良いものにしよう」と動き出します。ホテルでの準備よりも先に、まず向かったのは伊良部大橋。美しい橋を渡り、みんなで写真を撮り、宮古島にきたことを実感しました。ただ、まだ到着していない後発のメンバーがいる中で、自分たちだけが先に楽しんでいることに、少し心苦しさも覚えました。仲間を想う気持ちは、こんなところにも表れるのだなと思います。その後、伊良部島の宮古そば屋さんで島の味を堪能し、ホテルへと向かいました。

ホテルシーブリーズコーラルに到着すると、それぞれが手早くチェックインと準備を済ませました。特設カウンターでは一人ひとりに CL Tシャツ 2026 を手渡し、ネームプレートに思い思いのテーマ=「3日間の自己解放テーマ」を書き込んでもらいました。画面の中でしか知らなかった遠方のメンバーと、初めて顔を合わせる。名札に書かれた一言をきっかけに、自然と会話が生まれていく。CL All Hands は、こうした小さな仕掛けの積み重ねでできています。

CL All Hands 2026 受付

そして夜は、ホテルの目の前にあるダイニングレストラン 「Funky Flamingo」 での前夜祭懇親会。クイズ大会をはじめ、運営メンバーがアイデアを重ねて練り上げてくれたコンテンツで大いに盛り上がりました。

クリエーションラインには、「CL All Handsに翌年入社の新卒メンバーを招待する」という素敵な慣わしがあります。今年も2027年入社予定のメンバーが参加してくれました。本当は8名が来てくれる予定でしたが、台風の影響で1名は残念ながら参加を見送ることに。それでも、まだ入社前の若い仲間が私たちの輪に加わってくれること自体が、会場を大いに沸かせてくれました。 そしてこのイベント内で、4月からの新人研修を終えた26年新卒5名の 配属部署を全員の前で発表。緊張した面持ちだった新人たちの表情が、発表の瞬間にぱっとほどけていく。会場には大きな歓声が上がり、最高の雰囲気に包まれました。

CL All Hands 2026 前夜祭

二次会はそれぞれの部屋で。カードゲームをしたり、持ち込んだ麻雀を囲んだり、そして事業の未来を、私たちの未来を語り合う時間もありました。私も仲間と大いに語り、大いに飲み、気づけば朝を迎えていました。


2日目 ── 台風直撃。「宮古島QUEST」は、ホテルの中で覚醒した

2日目のメインコンテンツは 「宮古島QUEST」。本来は7〜8名の小グループに分かれ、島の各地を巡りながら、自己解放・相互理解の深化・チームの覚醒を体験する一日になるはずでした。

ところが25日、ついに台風7号が直撃。ホテルから一歩も外に出られない状況になりました。海に入ることはもちろん、訪問予定だった先も営業しておらず、計画していたすべてが叶わなくなってしまったのです。

ここで真価を発揮したのが、運営メンバーでした。彼らは苦渋の決断のなかで、すぐに切り替えてくれました。ホテルのスペースを使い、各チームが「何をやるか」を自分たちで決めるワークショップ へと、宮古島QUESTを大胆に作り替えたのです。テーマはもちろん「常識を超えていけ」。自分たちの殻を、自分たちの手で破っていく。そのために何ができるかを考え、形にし、発表する。会場は、熱気に満ちていきました。

今回、当初は役員を含む97名が参加する予定でしたが、台風の影響で31名が来られなくなり、最終的には66名での開催となりました。それでも、外に出られないという制約も、人数が減ったという事実も、誰一人として言い訳にしませんでした。むしろ「この時間を、もっと良いものにしよう」という強い意志が、会場いっぱいに満ちていました。

12のチームが、それぞれ5〜7名に分かれて発表してくれました。先生役を立ててオリジナルのゲームを披露するチーム、晴れていたら本来できたはずの体験をシミュレーションするチーム、動画を制作して見事に再現してみせるチーム。寸劇を交えたユニークな発表も飛び出し、会場は大いに沸きました。制約のなかでこそ、人の創造性は爆発する。 私はそれを、目の前で見せてもらいましたし、全員がこの時間をより良い時間にしようとしている、その気持ちに溢れていて、胸が熱くなりました。

計画が崩れたとき、人や組織の本当の力が試されます。決められたとおりに進めることよりも、状況の変化を受け入れ、その場でより良い答えを共に創り出していく。私たちが日頃お客様と実践しているアジャイルの本質も、まさにここにあります。台風という「想定外」は、皮肉にも、私たちが最も得意とすることを全員で体現する舞台になったのです。

夜には、台風は概ね過ぎ去っていました。野外でみんなでワイワイしながら懇親できる場所を見つけ、そこではチームや部署の垣根を越えて、30名以上が集い、語り合いました。私もまた、大いに飲みました。あー、良い時間だな〜と思って空を見上げて、そして軽く目を閉じたと思った次の瞬間にまた朝になっていましたw


3日目 ── 涙が止まらなかった「覚醒へのロードマップ」

3日目のテーマは 「仲間からあなたに送る覚醒へのロードマップ 〜限界を突破し、未来を共創する〜」。本当に、本当に良い時間になりました。

各チームでもう一度集まり、一人ひとりが 自分の心に抱えていること、コンプレックスに感じていること を一つ発表します。そしてそれを、チームのみんなでポジティブに「上書き」していく。「あなたのその部分は、こんなにも素晴らしいんだよ」と、互いに肯定の言葉を贈り合っていきました。

CL All Hands 2026 Day3

自分の弱さを仲間の前でさらけ出すのは、勇気のいることです。けれど、それを安心してできる関係があること──心理的な安全性こそが、本当に強いチームの土台だと、私は考えています。その光景は、本当に美しいものでした。私自身も、たくさんの言葉を贈ってもらいました。じわじわと、抱えていたものが溶けていくのを感じ──気づけば、涙が溢れ出していました。「こんなことを言ってくれる仲間がいて、本当によかった」。心からそう思いました。

(多くのメッセージをもらってじわじわきていたところで、最後にこれをもらい、最後の文章がぐさっと心に刺さり涙が溢れてきました😭)

最後は、1年後の自分に手紙を書く 時間です。一人ひとりが未来の自分に言葉を綴り、封筒に閉じ、タイムカプセルに収めました。

CL All Hands 2026 Day3

(↑三日目のワーク後は台風も過ぎ去り晴天のなかで集合写真を撮ることができました。後ろの建物は宮古島にあるドイツ村の建物(なぜに宮古島にドイツ村なのかと疑問に感じるかと思いますが、これは昔宮古島にドイツの船がたどり着き救出したことに起因しているらしいです))

そして3日目の締めくくりとして、私が締めの挨拶をする番が来ました。実は去年の沖縄でも、「こんな組織をつくりたいと思っていた。まさにそれが一つの形になった」という想いと、メンバーへの感謝が込み上げ、涙で言葉になりませんでした。今年こそは、と思っていたのですが──やはり、みんなの素晴らしい気持ちと感情が伝わってきて、また涙がこぼれてしまいました。それでも今年は、運営メンバーと、この状況にも関わらず参加すると決断してくれたみなさんの勇気への感謝の気持ちを、そして支えてくれたみなさんのご家族への感謝と想いを、なんとか言葉にして伝えることができたように思います。

涙もろくなったなと、少し自分を反省しています。けれど、こんなにも素晴らしいチームを前にして、涙を抑えることなんて、私にはできませんでした。それが、正直な気持ちです。


おわりに ── なぜ、私たちはこのような取り組みをするのか

台風という大きな試練のなかで、それでも私たちは、これ以上ないほど豊かな3日間を過ごすことができました。

振り返れば、すべてが「常識を超える」体験でした。台風でスケジュールが見えない状況のなか現地に乗り込んでくれたメンバー。急遽現地参加できないながらもリモートで盛り上げようとしてくれたメンバー。制約のなかで創造性を爆発させた12のチーム。そして、互いの弱さを肯定の言葉で書き換え合った、あの3日目の時間。

クリエーションラインが大切にしているのは、[ HRT + Joy ]──謙虚(Humility)・尊敬(Respect)・信頼(Trust)、そして喜び(Joy)です。私たちは、この理念を土台に、日本の "Joy, Inc." を本気で目指しています。それは決してスローガンではなく、こうして仲間が本気でぶつかり、本気で笑い、本気で泣く、その一つひとつの積み重ねの中にこそ宿るものだと、僕は信じています。

CL All Hands 2026 集合写真

一人ひとりの選択を尊重すること。制約を言い訳にせず、むしろ力に変えること。立場を超えて、互いの弱さも強さも認め合えること。こうして培った「人を大切にする力」と「共創の精神」こそが、私たちがお客様の本当に実現したいこと(Why)に共感し、伴走するCo-Creation Sherpaであり続けられる理由だと思っています。

もし、あなたが一緒に働く仲間を探しているのなら──私たちは、技術だけでなく「人」に本気で向き合える仲間との出会いを、心から待っています。
もし、あなたが事業の課題に挑むパートナーを探しているのなら──私たちは、変化を恐れず、あなたの「Why」に最後まで伴走します。

今回のブログを読んで、少しでも「こんな仲間と一緒に働いてみたい」「この会社となら、面白いことができそうだ」と感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。

クリエーションラインは、いつでもあなたとの出会いを楽しみにしています。


CL All Hands 2026 in 宮古島 | 2026年6月24日(水)〜26日(金)| テーマ:「常識を超えていけ」── 自己開放と自己変革、そして一体感の進化

Author

クリエーションラインの代表。技術は好きだけど、それ以上に人が好き。顧客やメンバーとどんな未来が描けるのかを考えながら日々ワクワクしています。
休日は妻&息子と過ごす時間を大事にしています。家族との何気ない日常が僕のエネルギーの源です!

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