目先のキャッシュか、将来の成長か ~スタートアップ支援で考えさせられるSherpaのあり方~

こんにちは!COSTAのPdM(プロダクトマネージャー)のうめっちです。
今日は、スタートアップ伴走でよく議論される「開発の優先順位」について
リアルに直面する壁(お悩み)の一つについて書いていきます。
目先のキャッシュか、将来の成長か
スタートアップのプロダクトロードマップを描く上で、よくどっちを選ぶ?!という選択を迫られます。
- 「XXの機能があれば買います!」という、目の前にある確実なニーズに応えるか?
(再現性は低いし大きな事業にはなりにくいけど、確実に今月のキャッシュが入る) - 再現性の高いニーズを探すための「探索・検証」にリソースを注ぐか?
(目先のキャッシュにはならないし、いつ正解に辿り着けるかわからない。しかし当たれば大きな事業成長(Jカーブ成長)が見込める)
「どっちにリソースを振るべきか?」

PdMとしてプロダクトのバックログや優先順位に向き合っていると、こういう意思決定がスタートアップの現場では本当に毎日のように起きているのを目にします。
絶対的な正解がない(誰にもわからない)というジレンマ
もしこれが大手企業の新規事業なら、迷わず後者(将来の成長や検証)を選ぶケースが多いはず。
(というか、目先の小さな受託みたいな動きだとそもそも稟議が通らないケースが多い)
でも、これがスタートアップとなると、「目先のキャッシュ」と「将来の成長」のどちらを優先すべきかに「絶対的な正解」がなくなってきます。
- 起業家の視点
起業家にとっての至上命題は、まず「サバイブすること(生き残ること)」。明日の給料や開発費が尽きちゃったら、どんなに素晴らしい理想のプロダクトも描けなくなってしまう。だからこそ、資金が切迫したタイミングでは「まずは目の前のキャッシュを確実に獲得して生き延びよう」という強い力学が働きやすいんじゃないかと。 - 投資家の視点 一方で投資家は、投資リターンを生み出すための「Jカーブでの爆発的な成長」を期待しています。だから目先の小さな売上よりも「再現性のある大きな市場」を発見することを強く求めるし、資金調達の条件になっていたりします。
目先のキャッシュを拾ってとにかくN=1を積み上げることが正解か、
はたまた将来の大きな成長検証に全振りするのが正解なのか……。
どちらの立場にも切実な理由があり、未来は誰にもわからず結果論でしか語れないからこそ、
「何を選択するのが本当に正しいのか」は誰にもわからないというジレンマがあります。
COSTAのPdMとしての立ち位置
じゃあ、COSTAはどんな立ち位置にいるのか?というと、ちょっと特殊で面白いポジションだなと感じています。
私たちは単なる出資者(投資家)でもないし、かといって指示された機能をそのまま作るだけの開発ベンダーでもない。
「投資家としての視点も持ちながら、起業家の隣でプロダクトの未来を泥臭く一緒につくる伴走者」という両方の側面があります。
だからこそ、「絶対的な正解がない中で、プロダクトの舵取りをどちらに寄せるべきか」は常に悩みどころだったりします。
- 投資家目線を強く持ちすぎると、現場で泥臭く改善に向き合う起業家との距離が離れてしまう
- 逆に起業家の苦境に共感しすぎると、事業のスケールや投資リターンから遠ざかってしまう
どちらの気持ちも痛いほどわかるからこそ、正解のないジレンマの中で、
PdMとしてもそのバランスに日々頭を悩ませているのが本音です。
Sherpaとして大事にしたいこと
そんな中で、私たちが目指しているのが起業家と二人三脚で山の頂上を目指す「Sherpa(シェルパ)」のような存在です。
※Sherpaについての説明はこちらのブログご覧ください
COSTAにおけるSherpaのあるべき姿は、
起業家の代わりに意思決定したりプロダクトを勝手に作ってしまうことでもないし、
逆にアドバイザーのようにリスクを避けて安全な場所に留まるよう促すことでもないと思っています。
- リスクを冒してでも大きな事業成長を目指す起業家の「覚悟」に寄り添い、伴走すること
- 資金ショートを回避するため、市場環境の変化やリソース状況を常に冷静に見極めること
- 時には目先のキャッシュを獲得してサバイバルしつつも、本来の目的である大きなビジョン(Jカーブの成長)を見失わないよう軌道修正をサポートすること
これらをバランスよく、状況を見極めながらその時々に最適なサポートをするのが大事だと感じています。
未来は誰にもわからないからこそ、市場やプロダクトのデータ、起業家の熱量などを多面的な情報を見つめながら、
「今このチームにとって最も生存確率が高く、かつ将来の事業成長に繋がる選択はどちらか?」
を起業家と一緒に悩み、泥臭く議論し続けたいと考えています。
外から口を出すアドバイザーではなく、不確実性の高いプロダクトづくりの荒波に一緒に立ち向かうパートナーでありたい。
それが、Sherpaとして大事にしたいスタンスなのかなと思っています。
一緒に挑戦する仲間を募集しています!
スタートアップでのプロダクトづくりは、日々「生きるか死ぬか」のヒリヒリとした戦いだと思っています。
限られたキャッシュとリソースの中で、資金が尽きる前に次のラウンドを調達できるだけの成果をプロダクトで出す。
言葉にするとシンプルですが、大企業にいるとなかなか味わえない、痺れるような緊張感とドラマがあります。
クリエーションラインのCOSTAチームでは、このエキサイティングなジャーニーを起業家と一緒に走り抜ける仲間を絶賛募集中です!
「伴走に興味がある」「スタートアップ支援のリアルな裏側を知りたい」と思った方、ぜひ気軽にカジュアルにお話ししましょう!
周りでCOSTAに合いそうな方のご紹介も、ぜひお待ちしております!
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