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MirantisがShipaを買収—Lens Platformにリアルタイムのアプリケーション検出・オブザバビリティ・セキュリティ・運用を追加
#Mirantis #Shipa #コンテナ #kubernetes

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本稿は、2023年1月26日に発表されたMirantis社のプレスリリースを和訳し、加筆・編集したものです。

Shipaテクノロジーが人気のLens開発者プラットフォームに組み込まれ、管理機能はコンテナを越えてアプリケーションに拡張

2023年1月26日カリフォルニア州キャンベル----Mirantis は開発者が価値あるコードの作成に専念できるように、Lens Kubernetes Platformにアプリケーション検出・運用・セキュリティ・オブザバビリティの自動化を追加するため、カリフォルニア州サンタクララに本拠を置くShipaを買収することを本日発表しました。

LensはKubernetesの複雑さを解消する手助けとなります。メインストリームの開発者の採用を加速し、ユーザが複数のクラスタにまたがるワークロードをリアルタイムで簡単に管理・開発・デバッグ・監視・トラブルシューティングできるようにし、あらゆるインフラ上であらゆる認定Kubernetesディストリビューションをサポートしています。Shipaの技術はLensにアプリケーションの知識と認識をもたらします。これにより、Kubernetesアプリのオーナーは、アプリをどこでも実行・最適化・セキュア化・サポートを簡単かつシンプルに実施できるようになります。ユーザは最小限の労力で、アプリとマイクロサービスがどのようにデプロイされているかとともに、ネットワーク接続とアプリケーション依存関係のマッピングをグラフィカルに確認することができます。さらに、ユーザはさまざまなユースケースとセキュリティのために認定されたテンプレートライブラリに基づき、ニーズに応じてチューニングされたランブックを作成・共有できます。

Shipaの共同創設者でCEOのBruno Andradeは次のように述べています。「Shipaでの当初の目標は、DevOpsとプラットフォームエンジニアリングチームが、クラウドネイティブアプリに必要な技術インフラの複雑さを軽減するための自動化に重点を置いたツールを選択できるようにすることでした。我々の技術は、開発者がインフラではなく最も得意なことに集中できるようにすることで、アプリケーションのデプロイと管理をはるかに簡単かつ迅速にします」

ShipaはLens同様、複雑さを軽減し、セキュリティとガバナンスを改善しながらアプリケーションのデリバリ・管理・更新を簡単かつ迅速にします。開発者がKubernetesの複雑さを知る必要はありません。MirantisとShipaエンジニアリングチームは3月に利用可能になる予定のLens Desktopとの統合に取り組んでいます。

Mirantisの共同創設者でCEOのAdrian Ionelは次のように述べています。「Shipaの技術は画期的なアプリケーションの検出・最適化・セキュリティ・管理機能をLensユーザの手にもたらします。これにより、クラウドネイティブソフトウェアチームはより迅速に行動でき、コーディングとイノベーションに専念できるようになります」

LensはKubernetesを使い始めたばかりの人々にとっては参入障壁を下げ、経験豊富な人にとっては生産性を根本的に改善します。LensはGitHubで2万以上のスターを獲得しており、インストールベースで100万を数えています(今日ではFortune 100企業の50%がLensを使用しています)。これにより、LensはKubernetesで最も人気のある統合開発環境(IDE)となりました。

Shipaの出資者で、Engineering Capitalの創設者でチーフエンジニアであるAshmeet Sidanaは次のように述べています。「我々はShipaのコードとしてのアプリケーションインフラというビジョンに対する最初の出資者であり、現在はMirantisの株主として、共に歩みを続けていくことを待ち切れません。Mirantisは買収に関して素晴らしい実績を持っており、Shipaはアプリケーションのオブザバビリティと管理を追加することで、Kubernetesの開発者体験を簡略化するというMirantisのビジョンを補完すると我々は信じています。我々は統合されたビジョンが実現することを楽しみにしています」

Lensとの統合により、CI/CDやGitOpsパイプラインから一貫して適用されるセキュリティポリシーによってアプリケーションを可視化できます。Shipaは、アプリケーションサービス・所有権・リソース消費・ポリシーコンプライアンス・サービス間通信などを完全に可視化します。アプリケーションの管理はインフラから独立して行われ、インシデント管理ツール・脆弱性スキャナ・Terraform・Slack・GitHub Actionsと接続することができます。

さらに、ShipaはMirantis Kubernetes Engine (MKE)(旧 Docker Enterprise & Universal Control Plane)と統合される予定です。MKEは、プライベートクラウド・パブリッククラウド・ベアメタル上で、大規模でモダンなアプリケーションを開発・実行するための、業界をリードするコンテナオーケストレーションプラットフォームです。

ShipaチームのMirantisへの参加

Shipaの共同創設者であるAndradeとエンジニアリング担当バイスプレジデントであるVivek Pandeyは、Shipaチームの他のメンバーと共にMirantisに加わります。Andradeは以前Juniper Networks、Oracle、IBMでエンジニアリングリーダーを、HTBASEでCEOを務めていました。

PandeyはCloudBeesを共同創設し、ソフトウェア開発からエンジニアリングリーダーまで、さまざまな役割を務めてきました。彼は分散システム・ソフトウェアツール・クラウド運用・SaaS・ユーザ体験など、さまざまな分野に熟達しています。

今回のMirantisによるShipaの買収は、2022年7月のamazee.ioの買収に続くものです。amazeeの技術は開発者の生産性を飛躍的に向上させるため、LensとMKEに統合されました。

Mirantisは2019年にDocker Enterpriseも買収し、すぐにその技術をKubernetesプラットフォームに統合しました。およそ100の新規顧客が、デジタルトランスフォーメーション(DX)の第一歩としてMirantisのコンテナテクノロジを選択し、その間、顧客満足度は急上昇しています。

Docker社との契約後すぐに、Mirantisはオープンソースへの長年の取り組みを強化し、Kontena社のスタッフを雇用、Lensk0sの開発に多額の投資を行いました。Kontena社の技術はMirantis Kubernetes Engine (MKE)(旧 Docker Enterprise & Universal Control Plane)とMirantis Container Runtime (MCR)(旧エンタープライズ版Docker Engine)に統合されています。

Shipaについて

Shipaは独自のクラウドネイティブアプリケーションとしてのコードプラットフォームを提供しています。組織はShipaを利用することで、アプリケーションのデプロイと管理を迅速化し、基盤となるインフラからアプリケーションレイヤーを分離することでセキュリティを強化します。一貫したアプリケーション定義を提供することで、開発者はあらゆるインフラ上でアプリケーションを動作させるための標準的な体験を得ることができ、DevOpsチームは開発者の活動に影響を与えずにインフラを操作することができます。
Shipaはカリフォルニア州サンタクララに本社を置いています。

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