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Bluemix Cognitive ソリューションに触れてみよう

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

今回はBluemixソリューションのうち、Cognitiveソリューションについて触れます。

"Cognitive"とは直訳すると「認識/認知」となりますが、IBM ResearchにはCognitive Computing(コグニティブ・コンピューティング)と紹介されています。こちらの詳細は説明しきれませんが、CognitiveソリューションとはBluemixソリューションページのヘッダを見ると分かるとおり、あのWatsonの機能をクラウドサービスとして利用できるものになります。こちらの記事にもある通り、Bluemixソリューションにおける主軸の1つに置かれ始めたCognitiveソリューションを覗いてみましょう。

ソリューションページのトップでは、コグニティブカテゴリーの中でも複数のサービスが存在することが分かります。そして次に、フィーチャーAPIとしてPersonality Insightsが紹介されています。続けて、ヘルスケアでの事例が2例紹介されています。

ここで、Personality InsightsのデモアプリとしてYour Celebrity Matchが紹介されています。こちらはTweetの内容から5つの特性に則して、性格の類似するTwitterアカウントを表示するというもの。ページでは「自身のアカウントを入力」とありますが、英語にしか対応していないので英語圏の有名人を入れてみるのが良いかもしれません。試しにRobert Downey Jr氏のアカウントを入力してみると、Avril Lavigne嬢がマッチングされました。

このようにデモアプリで動作させるとイメージが容易になると思います。新しく追加された5サービスについてもここからデモが試せますが、実はCognitiveソリューションのほとんどのサービスではデモアプリが公開されており、こちらの各サービスページ配下から試すことができます。全てのサービスを紹介することは不可能ですが、今回はWatsonといえば有名なクイズショーでの逸話に類似して分かりやすい、Question and Answer サービスを試してみましょう。

デモを起動してみると"Select corpus"とありますが、こちらは集積データ対象とするジャンルを指定します。以前は上記事例の影響か"Healthcare"しか無かったようなのですが、現在は"Travel"があります。こちらを選んでQuestionを入力のうえ"Ask"を押下してみましょう。"Try an example question"リンクでも例問が各種表示されますが、これら問文中で土地を指す単語を、ぜひ日本の地名で置き換えて試してみてください。たとえば"How much should I tip a taxi in Argentina?"という例問があるのですが、こちらを"How much should I tip a taxi in Tokyo?"と置き換えて見ると、1つ目の回答に"No tips are expected or given."と返ってきます。いわゆる単一の解が用意されている問への回答ではないところが実感できると思います。

なお、これら各サービスはデモアプリだけでなく、サンプルコードがドキュメントページから各種参照可能です。そしてそのサンプルコードを基にカスタマイズしたアプリケーションはBluemix上にデプロイすることで即時試すことが可能です。ドキュメントだけでは高度な理解力が必要であろうコグニティブ・コンピューティングも、BluemixとCognitiveソリューションで手軽に容易に試すことが可能となりました。皆さんもぜひBluemixアカウントを開設のうえ、お試しになられてはいかがでしょうか。

さらに、Bluemixについてより広く深く知りたいという方々へ、第0回 Bluemixユーザー会が開催されます。Watsonはもちろんのこと、最新情報から、IoT、Dockerまで。日本で最もBluemixについて凝縮された会になると思います。ご都合よろしい方々はお誘い合わせのうえ、足を運んでみましょう。

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